2023年3月上旬
笹薮に囲まれた河畔林の溜め糞場に残された最大級の溜め糞場rpを見張る監視カメラの記録映像です。
シーン1:3/9・午後20:06・気温6℃・(@0:00〜)
軽い吹雪が降る晩に、オニグルミ大木の背後から右へ回り込むようにホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が登場しました。
残雪上に倒伏したササの匂いを嗅いでから、跨いで立ち止まりました。
腰を落として排尿マーキングしたようです。(@0:03〜)
排尿時に片足を上げるのではなく、腰を落としたので、この個体は♀と思われます。
溜め糞場rpには立ち寄らずに、右手前に通り過ぎました。
シーン2:3/10・午前3:41・気温0℃・(@0:14〜)
3時間10分後に右から♀aがやって来ました。
溜め糞場rpの匂いをチェックしただけで奥に立ち去ります。
その途中で、残雪上に倒伏したササを跨ぎながら腰を落として小便を少量ひっかけました。 (@0:24〜)
排尿姿勢から、この個体も♀と分かります。
♀aと入れ替わるように、右からパートナーの♂bが登場。
溜め糞場rpには寄り道しないで、先行する♀aの後を追います。
♀aが排尿マーキングしたばかりの笹の匂いを嗅ぎながら、小声でクゥーン♪と鳴きました。(@0:37〜)
非常にかすかな鳴き声なので、ボリュームを上げてヘッドフォンを使わないと聞き取れないかもしれません。
尿の匂いで♀の発情状態をチェックしているのでしょう。
タヌキも異性のフェロモンの匂いを嗅いだ際にフレーメン反応するのでしょうか?
ネット検索で調べると、イヌにもフレーメン反応があるらしいので、同じイヌ科のタヌキもやりそうです。
この後、♂bは残雪上に倒伏した笹を跨いで通り過ぎ、自分ではマーキングしませんでした。
シーン1と2で同じ対象物に排尿マーキングした♀が同一個体なのか別個体なのか、とても重要なポイントです。
しかし、私には未だ個体識別できません(見分けられません)。
※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工し、音声を正規化して音量を強制的に上げています。
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