2023/02/24

タヌキの溜め糞に群がり吸汁するオオマダラヒロクチバエを接写してみる

 

2022年9月中旬・午後13:30頃・晴れ 

低山の尾根道にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場cに様々なハエ類が集まっていました。 
私には物珍しいオオマダラヒロクチバエ(Euprosopia grahami)に注目して、今回はマクロレンズで接写してみましょう。 

私の顔の近くでハエがブンブンと羽音♪を立てて飛び回り、タヌキの糞便臭が鼻をつきますが、心を無にして撮影します。 
デジカメの改悪でバックモニターの角度を変えられなくなった(バリアングル液晶が廃止された)ために、ローアングルの撮影がやりにくくて仕方ありません。 
炎天下の尾根道に腹這いになって溜め糞に来るハエを接写します。 
LUMIX FZシリーズのバリアングル液晶をなんとか復活してくれませんかね、Panasonicさん! 

オオマダラヒロクチバエの顔を正面から接写すると、複眼が細長く見えます。 
見る角度によっては、複眼の色が緑がかっています(構造色)。 
腿節が黄褐色なので、マツダマダラヒロクチバエではなくオオマダラヒロクチバエと判明。 
伸縮する口器の形状が独特で、スタンプのようにペタペタと獣糞の表面を吸い取っています。 
これがヒロクチバエ科の名前の所以なのでしょう。 
糞塊上を自発的に歩き回ってくれたおかげで、側面や背面からも接写できました。 

後半はやや引きの絵でオオマダラヒロクチバエおよびキンバエの群れを撮ってみました。 
オオマダラヒロクチバエの性別の見分け方を私は知らないのですが、腹面を見せている個体で腹端にある黒くて細長い突起は♀の産卵管なのかな? 

2023/02/23

砂防堰堤の上で取っ組み合いして遊ぶ幼いニホンザル

 

2022年9月中旬・午前11:00頃・くもり 

里山から流れ出る渓流を跨ぐように作られたコンクリート製の砂防堰堤に野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが集まり、互いに毛繕いし合ったり思い思いにくつろいでいました。 
2頭の子ザルが取っ組み合いを始めました。 
本気の喧嘩ではなく、仲良しの遊び仲間がレスリングのような格闘遊びをしているようです。 
格闘中に鳴き声を発していませんでした。(少なくとも私には聞き取れませんでした。) 
もし堰堤の縁から落ちたら結構な高さなのですけど、ニホンザルは高さへの恐怖は無いようです。
私に隠し撮りされていることに気づくと、堰堤の少し奥に移動して死角に隠れました。 
私もそっと移動して撮影アングルをなんとか確保します。 
相手を組み伏せようとしたり、甘噛みしたり、逃げる相手を追いかけたり、疲れ知らずの子ザルは延々と寝技を続けています。 
子ザル同士の無邪気なプロレスごっこのように見えて、実は群れ内での力関係(序列)がこうして決まっていくのかもしれません。
ようやく一戦を終えると、堰堤を右に遊動して仲間と合流しました。 

この2頭にひたすら注目して格闘遊びの一部始終を長撮りすれば良かったのですけど、巨大な堰堤のあちこちで多数のニホンザルが様々な行動をしていたので、何を撮るべきか目移りしてしまいました。


飛べ!セスジスカシバ♂(蛾)

 

2022年9月中旬・午後12:40頃・晴れ 

里山の斜面に繁茂するクズの葉の端にセスジスカシバ♂(Pennisetia fixseni fixseni)が止まっていました。 
見事なベーツ型擬態で、私もズームインしてみるまでは蜂(スズメバチまたはアシナガバチ)かと思いました。 
触角の分岐が発達しているので♂と分かります。 
側面から見ると、腹端の毛束(ヘアペンシル?)がよく目立ちます。 

葉上でじっとしているので、もしかして死骸なのかと疑い、指で触れてみました。 
右触角に軽く触れるとピクッと避けたので、生きていました。 
私がしつこく触わっても、なかなか飛んで逃げようとしません。 
翅を閉じていて分かりにくいのですが、「透かし翅」になっていません。 
羽化直後で翅から鱗粉が落ちる前の個体なのかな? 

セスジスカシバ♂は葉上を歩いて移動してから、準備運動なしにブーン♪と飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしても、羽ばたきが早過ぎて、「透かし翅」かどうかしっかり確かめられませんでした。 
ハイスピード動画で撮るべきでしたね。 

※ 後半は羽音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。



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