2022年9月中旬・午前11:00頃・くもり
里山から流れ出る渓流を跨ぐように作られたコンクリート製の砂防堰堤に野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが集まり、互いに毛繕いし合ったり思い思いにくつろいでいました。
2頭の子ザルが取っ組み合いを始めました。
本気の喧嘩ではなく、仲良しの遊び仲間がレスリングのような格闘遊びをしているようです。
格闘中に鳴き声を発していませんでした。(少なくとも私には聞き取れませんでした。)
もし堰堤の縁から落ちたら結構な高さなのですけど、ニホンザルは高さへの恐怖は無いようです。
私に隠し撮りされていることに気づくと、堰堤の少し奥に移動して死角に隠れました。
私もそっと移動して撮影アングルをなんとか確保します。
相手を組み伏せようとしたり、甘噛みしたり、逃げる相手を追いかけたり、疲れ知らずの子ザルは延々と寝技を続けています。
子ザル同士の無邪気なプロレスごっこのように見えて、実は群れ内での力関係(序列)がこうして決まっていくのかもしれません。
ようやく一戦を終えると、堰堤を右に遊動して仲間と合流しました。
この2頭にひたすら注目して格闘遊びの一部始終を長撮りすれば良かったのですけど、巨大な堰堤のあちこちで多数のニホンザルが様々な行動をしていたので、何を撮るべきか目移りしてしまいました。
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