2022年9月中旬・午前2:20
里山の雑木林で泥汚れのついたカラマツを自動センサーカメラで見張っていると、深夜にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が通りかかりました。
ちなみに、冒頭のシーンは明るい昼間の現場状況です。
斜面を横切る獣道の途中で立ち止まり、不思議そうにカメラの方を見つめていました。
タヌキが立ち去る間際の行動が気になりました。
どうやら林床の下生え(幼木)にオシッコをひっかけて行ったみたいです。
1/3倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@0:21〜)
画角の右下隅にちらっと写っただけなのですが、通りすがりに右後脚を軽く持ち上げて、イヌ♂の排尿のような体勢になっていました。
残念ながら小便が出る様子は写っていませんでした。
それでもタヌキの排尿マーキングの片鱗を垣間見れたのはこれが初めてで、とても嬉しい収穫でした。
撮らぬたぬきの皮算用?
しかも、片足を持ち上げて排尿したということで、この個体は♂と判明。
従来は溜め糞場を監視するために、獣道を斜め上から見下ろすようにトレイルカメラを設置しているので、タヌキが排尿したかどうか分かりにくかったのかもしれません。
今回はややローアングルにカメラを設置したので、たまたま写ったのでしょう。
この獣道をタヌキが通りかかる度に決まった場所にオシッコをかけて匂い付け(マーキング)するのであれば、トレイルカメラのアングルをもう少し右にずらせば、次こそはしっかり録画されそうです。
ただし、これまでの私の経験では、ローアングルだとカメラの存在をタヌキに気づかれやすくなり、敬遠・迂回されるのではないかと心配です。
この地点に監視カメラを仕込んだのは、泥浴びしたイノシシがカラマツの幹に体を擦り付けるシーンを隠し撮りしたいからです。
しかしイノシシが滅多に現れないので、カメラを撤去しようか迷い始めたところでした。
それでも色々と予想外の副産物が撮れて楽しいので、結果オーライで続けることにします。
0 件のコメント:
コメントを投稿