2022年9月上旬
里山のスギ林道にある溜め糞場sに通うホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の定点観察記録です。
深夜に2晩連続で「フサ尾」が登場しました。
シーン1:9/3・午前2:25頃・気温22℃
「フサ尾」の個体が林道を歩いて右から登場しました。
実は7分前に「垂れ尾」が来て溜め糞場sに排便したのですけど、もしかしてペアで行動しているのでしょうか?
それにしては間隔が開き過ぎのような気もします。
「フサ尾」は自分たちの溜め糞場の匂いを嗅いただけで左へ通り過ぎました。
アナグマの溜め糞がある所には立ち寄りませんでした。
1分15秒後、更に別個体の「フサ尾」が右から登場し、カメラ目線で立ち止まっています。
私が便宜的に「フサ尾」と名付けたのは、「垂れ尾」とは違うという意味のいわゆる正常個体ですから、「フサ尾」が複数居ても不思議ではありません。
何か他の特徴で個体識別しないといけません。
トレイルカメラの存在を警戒しつつ、この個体も足早に溜め糞場を左へ通り過ぎました。
シーン2:9/4・午前3:36・気温20℃ (@0:32〜)
翌日は雨が降る中をフサ尾のタヌキが珍しく林道を左からやって来ました。
対面にあるスギ大木の根元や下草の匂いを嗅ぎました。
最近ニホンアナグマ(Meles anakuma)はこの溜め糞場sに来てないはずなのに、スクワットマーキングした残り香があるのかな?
今回は自分たちの溜め糞には興味を示さずに素通りしました。
そのまま右へ立ち去る直前に立ち止まって身震いし、雨で濡れた毛皮の水気を振り落としました。
タヌキを個体識別できるようになりたくて垂れ尾とフサ尾で動画を別々に切り分けたのですが、単純に時系列順にまとめた方が良かったかもしれません。
色々と試行錯誤しないと分かりません。
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