2022年9月中旬・午後13:30頃・晴れ
低山の尾根道にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場cに様々なハエ類が集まっていました。
私には物珍しいオオマダラヒロクチバエ(Euprosopia grahami)に注目して、今回はマクロレンズで接写してみましょう。
私の顔の近くでハエがブンブンと羽音♪を立てて飛び回り、タヌキの糞便臭が鼻をつきますが、心を無にして撮影します。
デジカメの改悪でバックモニターの角度を変えられなくなった(バリアングル液晶が廃止された)ために、ローアングルの撮影がやりにくくて仕方ありません。
炎天下の尾根道に腹這いになって溜め糞に来るハエを接写します。
LUMIX FZシリーズのバリアングル液晶をなんとか復活してくれませんかね、Panasonicさん!
オオマダラヒロクチバエの顔を正面から接写すると、複眼が細長く見えます。
見る角度によっては、複眼の色が緑がかっています(構造色)。
腿節が黄褐色なので、マツダマダラヒロクチバエではなくオオマダラヒロクチバエと判明。
伸縮する口器の形状が独特で、スタンプのようにペタペタと獣糞の表面を吸い取っています。
これがヒロクチバエ科の名前の所以なのでしょう。
糞塊上を自発的に歩き回ってくれたおかげで、側面や背面からも接写できました。
後半はやや引きの絵でオオマダラヒロクチバエおよびキンバエの群れを撮ってみました。
オオマダラヒロクチバエの性別の見分け方を私は知らないのですが、腹面を見せている個体で腹端にある黒くて細長い突起は♀の産卵管なのかな?
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