2022/07/26

川岸で死んだ魚を漁る2羽のハシブトガラス(野鳥)

 

2022年5月下旬・午後15:05頃・晴れ 

川の対岸で2羽のハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が集まり、何か死骸をガツガツと嘴に詰め込んでいました。 
おそらく川岸に打ち上げられて腐りかけた川魚の死骸を見つけたのでしょう。 
左の個体Lは対岸でカメラを向けている私を露骨に警戒しているようで、大きな餌を咥えたまま飛び去りました。 
上流へ少し飛ぶと、川岸の倒木に止まりました。 
奥の河畔林ではニセアカシア灌木の白い花が満開に咲いています。 
ハシブトガラスLは両足を揃えてピョンピョン跳んだりトコトコ歩いたりして、丸木橋のように倒木を渡ります。 (ハシブトガラスのトコトコ歩きは珍しいです。)

更に上流へ少し飛ぶと、別の倒れかけた木に止まり直しました。 
この止まり木で、ハシブトガラスLは白い泥状の糞をダラっと排泄しました。(@0:26) 
どうしてもメニューを知りたくて私がカラスの口元にデジタルズームインした途端に、ハシブトガラスLはまたもや詮索を嫌って上流へ飛び去り、見失いました。 
Lの後からRも追いかけるように、一緒に飛んで行きます。 
ハシブトガラスRは、餌を詰め込んだ喉袋が大きく膨らんでいます。

この辺りの川岸は治水のためのコンクリートで護岸されていません。
土の崖や砂利、年季の入った倒木など自然な状態が保たれていて、短い区画でも貴重な環境です。
 

2022/07/25

河畔林の溜め糞場で毎晩脱糞するホンドタヌキ【暗視映像:トレイルカメラ】

前回の記事:▶ 春の河畔林でホンドタヌキが溜め糞場に排便する夜【暗視映像:トレイルカメラ】

2022年5月中旬〜下旬 

河畔林の溜め糞場rvを無人センサーカメラ(トレイルカメラ)で監視しています。 
ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が4夜連続で用を足しに来てくれました。 
利用頻度が急に増えたのはどうしてでしょう? 
繁殖行動と関係があるのでしょうか? 
溜め糞場の下草が生い茂るようになり、安心して用が足せるようになったのかな? 
夜行性のタヌキは暗闇で排泄するのに、溜め糞場の周囲の環境に神経質というのも不思議な話です。 

シーン1:5/20・午前3:03 
冒頭から画面の左下を向いて排便中でした。 
鼻面が尖って精悍な顔つきです。 
夏毛のたぬきは痩せて見えるようです。 
左下に立ち去ると、林床に黒い糞が残されていました。 

シーン2:5/21・午前0:02 
前夜と同じく左下を向いて脱糞中でした。 
溜め糞場の林床から生えたイタドリの茂みの下にタヌキの顔が隠れてしまいました。 
排便中のタヌキ目線からはトレイルカメラの赤く光るLEDが見えなくなり、好都合かもしれません。 
ところが、左下に立ち去る間際に地面の匂いを嗅いでいたタヌキがふと見上げてトレイルカメラの存在に気づいてしまいました。 
トイレを盗撮する隠しカメラの存在を一体どう思っているのか、タヌキに本音を聞いてみたいところです。

シーン3:5/21・午前3:40 
珍しく画面右上を向いて排便していました。 
排便の方角に個体差があれば面白いのですけど、残念ながら私にはタヌキの個体識別ができていません。 
今回は肛門から脱糞する瞬間が撮れていました。 
黒くてやや軟便でした。 
すっきりしたタヌキは、ニセアカシア立木の奥へ姿を消しました。 


※ 実は夜明けにもう1回タヌキが来たのですけど、別の記事に改めて書きます。 


シーン4:5/21・午後20:17 
画面の右上を向いて排便すると、右上に立ち去りました。 


シーン5:5/22・午後20:43 
画面の左下を向いて脱糞中に見上げてカメラ目線になりました。 
立木の間をすり抜ける手前で振り返り、カメラを気にしながら身震いしました。 
やがて立木の奥を右へ立ち去りました。 


シーン6:5/23・午後21:04 
ペアで行動するタヌキのうち、先導する個体がカメラの前を横切ったのを撮り損ねたようです。 
トレイルカメラがようやく起動すると、2頭目が画面の左下から登場しました。 
いつもの溜め糞場を跨ぐと、立ち止まって身震いしました。 
右上を向いて排便すると、珍しくUターンして来た方へ引き返しました。 


シーン7:5/23・午後23:00 
珍しく右下を向いて排便中でした。 
顔は画角の外で見えません。 
そのまま右上へ立ち去り、最後まで顔を見せてくれませんでした。 


個体識別できないことには、計何頭のタヌキがこの溜め糞場rvを利用しているのかも分かりません。
登場する時刻も規則性があるようで無いようで、よく分かりません。

実は5/23を最後に、タヌキ達はこの溜め糞場rvでなぜか排便しなくなりました。




【おまけの動画】
理想を言えば、タヌキを一時捕獲してマイクロチップを埋め込み、厳密に個体識別したいところです。
しかし素人には手が出せません。
最近、犬の鼻紋で個体識別できるという話をBBCニュースで知りました。
スマホで飼い犬の鼻を接写すれば個体識別してくれるアプリ(WEBサービス?)があるのだそうです。
タヌキもイヌ科ですから、同じことができるかもしれません。
しかし、野生のタヌキが鼻面をカメラのレンズに近づけてくれるように餌で釣って教え込む必要がありそうです。

"Dog nose prints could help identify missing pets – BBC News"




2022/07/24

トンネルの天井に独りうずくまるコウモリ【暗視映像】

 

2017年9月中旬・午後17:35頃(日の入り時刻は午後17:43) 

真っ暗なトンネルの天井に横方向のヒビ割れがあり、そこに単独のコウモリが逆さまになってうずくまって(天井にしがみついて)いました。 
天井から足でぶら下がる体勢でないのは珍しいと思い、動画で記録しました。 
赤外線の暗視カメラで撮ると、薄目を開けて私を見ています。 
夜行性のコウモリは昼間に寝ていますが、日没直前なのでそろそろ覚醒するようです。 
この映像でコウモリの種類を見分けられる方がいらっしゃいましたら、教えてください。 

最後、コウモリの近くに潜んでいた蛾が天井を歩き去りました。 
トンネル内を飛ぶ蛾はコウモリの餌食になりそうですけど、コウモリの昼ねぐらの近くまで来れば逆に安全なのかもしれません。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。

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