2022/01/29

獣糞下の巣穴から外に出て来たセンチコガネ

 

2021年10月中旬・午後14:05頃・くもり 

里山の尾根道を歩くセンチコガネ(Phelotrupes laevistriatus)と出会いました。(標高約650m地点) 
地面に開いた巣穴から外に出てきたばかりのようです。 
産卵を終えた♀なのか、それとも♀との交尾を終えた♂なのか、どちらでしょう? 
捕獲して性別をしっかり調べるべきでした。 
せかせかと歩いて穴から遠ざかります。 
左右の前脚腿節の前面にオレンジ色の毛束が目立ちます。
▼関連記事(10年前の撮影) 
センチコガネの前脚にあるオレンジ色の付着物の正体
尾根道の横の落ち葉の上で小休止し、最後は潜り込んでしまいました。 
もう二度と巣穴には戻らないはずですが、巣口を埋め戻さないのが不思議です。 (♂なのかな?)
まさか巣穴から羽化したばかりの新成虫なのでしょうか?

尾根道の真ん中に開いた巣穴にズームインしてみると、古い獣糞の直下に掘られていました。 
撮影中は気づかなかったのですが、巣穴の奥で何か昆虫の脚が動いています。 
センチコガネのパートナー♀が巣穴に未だ残っているかな? 
次に機会があれば、巣穴を掘り出して産卵済みの糞玉の有無を確認するつもりです。 
ゴム手袋や根堀を常に携帯する必要がありそうです。 

糞の細長い形状からおそらくホンドテン(Martes melampus melampus)の糞(干からびている)だと思います。 
未消化の植物の種子が含まれています。 
あるいはもしかすると、ハクビシンの糞かもしれません。
なぜなら、この尾根道をハクビシンも利用しているからです。
▼関連記事(2か月前の撮影) 
夜の山道を歩くハクビシン【トレイルカメラ:暗視映像】



【追記】

ファーブル写真昆虫記5『ふんの玉をころがす虫』でセンチコガネの生活史を復習してみました。

本書の文章はファーブルの記録を翻訳したものですが、添付された生態写真と巻末の解説は日本産の糞虫のものです。

・ 卵をうむとき、センチコガネは、ふん玉をつくりません。そのかわり、巣穴の底から途中までをふんでうめつくします。卵のへやは、底のほうにつくられています。

・ オオセンチコガネは、ふつう6月に卵をうみ、9月にあたらしい成虫が羽化します。(p47より引用)

今回は獣糞の量が少ないので、産卵用の巣穴ではなく自分で獣糞を食べるための隠れ家だったのかもしれません。 

  

2022/01/28

水場で水浴するシロハラ?3羽の群れ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2021年10月下旬・午前10:10頃・気温11℃ 

見慣れない地味な鳥の小群が山中の水場で水浴していました。 
冬鳥のシロハラ(Turdus pallidus)ですかね? 
もし間違っていたら、ご指摘願います。 
トレイルカメラ(無人センサーカメラ)を写真+動画モードに設定しておいたおかげで、動画をフルカラーで記録できるようになりました。
しかし、それと引き換えに、肝心の動画撮影開始まで数秒の遅延が生じます。 
その間に手前の此岸付近で水浴びしていた個体はすぐに右上へ飛び去ってしまいました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 
対岸近くの左岸で水浴していた別個体は左上へ飛び去りました。 
画角の右外の水面で更に別個体が水浴を始めたようで、波紋が池に広がります。 
最後に画面左上からまた別の個体が登場するも、録画終了で尻切れトンボ。 
3〜4羽の小さな群れ(少なくとも2羽以上)に見えたのですが、重複があるかもしれません。

シロハラはひっそりとした暗い場所を好み、非常に臆病らしく、私は自分の目で見つけたことが未だありません。
トレイルカメラという文明の利器でようやく存在を知りました。


サザンカ(白花)を巡るキイロスズメバチ♀同士の小競り合い?

 

2021年10月下旬・午後13:05頃・晴れ 

民家の軒下に咲いた白花品種のサザンカ(山茶花)で吸蜜するキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)のワーカー♀を撮影していると、別個体が飛来しました。 
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:22) 
先客の背後からマウントしかけたので♂の誤認求愛かと思いきや、後から飛来したのも♀でした。 
奇襲を受けた個体は反撃もせずに、先客はすぐに飛んで逃げました。 
別のコロニー出身のキイロスズメバチ♀同士が蜜源植物を巡って小競り合いをしているのかもしれません。(蜜源の占有行動?) 
せっかく先客を追い払ったのに、後から来た個体はその花で吸蜜せずに飛び去ったので、目的が謎です。 
探餌飛翔中に獲物と誤認して訪花中の仲間(同種)を狩ろうとしてしまったのでしょうか。
飛んでいるキイロスズメバチの視力(識別能力)はあまり良くないのかもしれません。

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