2020/01/03

甲羅干しの場所が取れず泳いで探し回る巨大ミシシッピアカミミガメ



2019年8月下旬・午後午後13:40頃

これまで蓮池の岩場を占領していたカルガモ親子が居なくなり、再び亀が甲羅干しのために集まるようになりました。
カルガモ幼鳥が完全に独り立ち(親離れ)したのかな?

1匹の巨大なミシシッピアカミミガメ(Trachemys scripta elegans)が岩場の周囲で活発に泳ぎ回り、上陸を試みてはまた水中に戻るという謎の行動を繰り返していました。
警戒心が強いのか、あるいは半身浴が好きなのかと初めは思ったのですが、どうやら甲羅干しに適した岩が見つからなくて困っているようです。

ミシシッピアカミミガメの他には大小様々なクサガメ(Mauremys reevesii)がそれぞれの岩に陣取っていました。
空いている岩は日陰で日光浴ができないか、あるいは大きなミシシッピアカミミガメにとって狭過ぎたり傾斜が急過ぎたりして上陸できないのでしょう。
このミシシッピアカミミガメは最も巨体なのに平和主義者のようで、他のクサガメを強引に押しのけたり割り込んだりしてお気に入りの岩場を強奪することはありませんでした。

小型のクサガメの中には大型の個体の甲羅にちゃっかり乗っている個体もいました。
一方で、ミシシッピアカミミガメは別の亀の背中に乗って日照権を奪うこともありませんでした。
甲羅干しに適した岩場は争わずに(陣取り合戦なしで)早い者順に埋まっていくのでしょうか。

ミシシッピアカミミガメは池の中を泳ぎ回る鯉の存在もちょっと迷惑そうです。(鯉に遠慮している印象)


池の畔にライブカメラを設置して亀の動向を生中継したり、早回し映像を作れたら面白そうです。


つづく→クサガメ♂の岩登り


ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸
ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸
ミシシッピアカミミガメ@蓮池→岩場上陸

地面を舐めてミネラル摂取するミヤマカラスアゲハ♂【HD動画&ハイスピード動画】



2019年8月下旬・午前11:25頃

平地の川沿い、橋の下の地面でミヤマカラスアゲハ♂(Papilio maackii)が吸水していました。
翅表に黒いビロード状の性斑(性標)があるので、♂と分かります。
翅を半開きにしたまま、砂地で口吻を伸ばし地面を舐めています。

初めは撮影アングルがいまいちだったので私がそっと移動すると、ミヤマカラスアゲハ♂も警戒して飛び立ちます。
しばらく辺りを飛び回っている間に私がじっとしていると、ほぼ同じ場所に舞い戻ってきてくれました。
半開きの翅を小刻みに羽ばたいているのは、いつでも飛び立てるように準備運動しているのでしょう。
後半は低空で飛び回り橋脚の陰に行ったので、私も慌てて追いかけて続きを撮りました。

(ミヤマカラスアゲハは)花以外に吸水にも来る。オスは湿地に集団で吸水に来る性質があり、それを狙って採集する人も多い。水分補給は水分だけでなく微量の塩分も摂取するためだと思われるが、吸水に来る理由や吸水集団を形成するのがオスに限定される理由は解明されていない。 (wikipediaより引用)


ようやく真横から観察できるようになったのですが、吸水しながらの排尿は今回見られませんでした。
今回ミヤマカラスアゲハ♂が一心不乱に舐めている砂地はあまり湿っているようには見えず、乾いているようでした。
つまり今回は吸水がメインの目的ではなく、ミネラル摂取のための行動でしょう。


▼関連記事(10〜11年前の撮影)
・ミヤマカラスアゲハ♂の吸水・排尿
・ミヤマカラスアゲハ♂の吸水と排尿
・ミヤマカラスアゲハ夏型♂の集団吸水

自発的に飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:12〜)
突風が吹くと翅が煽られて、風見鶏のように向きが変わります。

最後は満ち足りたようで、橋の下から河畔林の方へ飛び去りました。
おそらく交尾相手を探す旅に出かけたのでしょう。(探雌飛翔)

※ 話を分かりやすくするために、映像素材の順番をかなり入れ替えました。


ミヤマカラスアゲハ♂@地上吸水+ミネラル摂取
ミヤマカラスアゲハ♂@地上吸水+ミネラル摂取

2019/12/31

エクリプスのマガモ♂♀が夏の水路で採食(野鳥)



2019年8月下旬・午後12:30頃

街なかから川の本流に流れ込む水路で見慣れない地味なカモが2羽遊泳していました。
カモ類の番(つがい)ならば通常、外見で性的二型があるはずです。
よく見ると、1羽は嘴が黄色っぽいのでマガモ(Anas platyrhynchos)のエクリプス♂と判明しました。
もう1羽の嘴は橙と黒で汚れたような色をしているので、マガモ♀でした。
そもそも私にとってマガモは冬鳥という認識で、夏に見かけるのは初めかもしれません。

エクリプスとは、

天体の日食などの、食という意味。もともとは輝きを失うことだが、鳥ではカモ類の♂の夏から秋にかけての非生殖羽を指す。 (『マルチメディア鳥類図鑑』より引用)



カモ類の雄は派手な体色をするものが多いが、繁殖期を過ぎた後、一時的に雌のような地味な羽色になるものがおり、その状態を指す。エクリプス羽(英:eclipse plumage)。もともとは日食や月食などの食を意味する。 (wikipediaより引用)

マガモの場合、

非繁殖期のオスはメスとよく似た羽色(エクリプス)になるが、くちばしの黄色が残るので区別できる。 (wikipediaより引用)


ところで、この水路はいつも洗剤の人工的な匂いが漂い、水面が泡立っています。
水質汚染が環境や生き物に及ぼす悪影響が気がかりでなりません。
工場や銭湯の排水が川に垂れ流されている違法状態ではないかと疑っているのですけど、どこに通報すれば良いのですかね?
告発・通報する前に、自分でもCOD(化学的酸素要求量)やBOD(生物化学的酸素要求量)などを測って水質調査してみたいところです。



繁殖期が終わったのに、2羽のマガモは付かず離れずクルクルと川面を泳ぎ回っていました。
マガモ♀♂は洗剤で白い泡だらけの水面を嘴でつついています。
水面の白い泡を何か餌だと誤認しているのかもしれません。
逆立ちしての潜水採食をしないのが不思議でした。
どうして水質のきれいな(ましな)本流で採食しないのでしょう?
水質汚濁による富栄養化で食植性の水鳥が集まってきてしまうのかな?
汚水とともに流れてくる虫の死骸を食べているのだとしたら最悪です(生物濃縮が心配)。

しかしマガモは草食性のはずですし、泡立つ水面で実際に何を啄んでいたのか採食メニューは不明です。
鳥は羽繕いの際に尾腺から分泌する脂分を羽根に塗り広げます。
水鳥が洗剤で汚染された川で活動していたら、その脂分が洗い落とされて羽根の撥水性が失われてしまうのではないでしょうか?

私がそっと近づいて撮ろうとすると、警戒したマガモ♀♂は川の流れに乗って逃げてしまいました。


【追記】
カモの♂は渡りの前、外敵に襲われにくくするため♀と同じような羽色の羽根に換羽してから渡って来ます。この状態をエクリプスと言います。
♂がエクリプスになる理由を書いてある本を読んだのは初めてで、なるほどと納得しました。


マガモ♀(野鳥)@川面遊泳
マガモ♂エクリプス(野鳥)@川面遊泳+採食

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