2018/01/13

寄生植物アメリカネナシカズラの花蜜を吸うフタモンアシナガバチ♀



2017年8月下旬

農業用水路の堤防で寄生植物アメリカネナシカズラが茹でた黄色い細麺をぶちまけたように蔓延っていました。
その群落でフタモンアシナガバチPolistes chinensis antennalis)のワーカー♀が訪花していました。
絡み合う茂みの中では吸蜜に夢中で、セイヨウミツバチ♀とニアミスしても互いに無視しています。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。



この植物を同定するために小さな花を接写しました。

いちばんわかりやすい違いは、雌しべの先端がアメリカネナシカズラは2つに割れていることです。ネナシカズラは割れません。 (ピッキオ『花のおもしろフィールド図鑑:夏』p82より引用)


今回の場合、アメリカネナシカズラの寄主(ホスト)は主にセイタカアワダチソウのようです。
外来植物同士で熾烈な生存競争が行われています。
以上、アメリカネナシカズラの根も葉もない本当の話でした。



2018/01/12

ワレモコウの花を舐めるキンバエ♀



2016年10月上旬

墓地の片隅に咲いたワレモコウで、おそらくキンバエ♀(Lucilia caesar)と思われる美しいメタリックグリーンの蝿が訪花していました。
花蜜や花粉を舐めています。
花から花へ飛び立つ直前に前脚を擦り合わせました。
横の車道を大型トラックが通り過ぎてもハエは逃げませんでした。

複数個体(2匹?)を撮影。

似たような見かけの蝿は他にもいるらしいのですが、採集して標本を精査しないとキンバエと確定できません。(参考サイト:キンバエの同定 by 廊下のむしさん)
しかし翅脈の写真から、少なくともイエバエ科のミドリイエバエではなくクロバエ科のキンバエまたはその仲間だろうということは分かりました。(参考サイト:平群庵昆虫写真館


少し角度が変わるだけで青い金属光沢(メタリックブルー)に見えるようになる。

今回、ワレモコウという花を初めて知りました。

ハチミツソウの花で採餌するクロマルハナバチ♀



2017年8月下旬

農業用水路沿いに咲いたハチミツソウ(別名ハネミギク)の群落でクロマルハナバチBombus ignitus)のワーカー♀2匹が訪花していました。
1匹は後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を付けています。

この日♂の姿は見かけませんでした。

▼関連記事(前年に撮った雄蜂)
オオハンゴンソウに訪花するクロマルハナバチ♂の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



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