2014/07/03

キアシナガバチ創設女王の巣材集め



2014年6月上旬

農道と原っぱの境界を示す木の杭でアシナガバチが巣材を集めに来ていました。
大顎で少しずつ削り取った木の繊維を丸め、大顎の下にパルプの玉をはさんで巣へ持ち帰りました。

巣材集めの行動を側面からばっちり撮れたのは良かったのですけど、同定に必要な背面が最後まで撮れずもどかしいところです。
前伸腹節に縦の黄紋があればキアシナガバチ、無ければセグロアシナガバチとなります。
おそらくキアシナガバチ(Polistes rothneyi)の創設女王だと思うのですがどうでしょう?

蜂が飛び去った後にようやく回り込んで杭の状態を調べると、角材表面の繊維が毛羽立った状態でした。


心眼では前伸腹節に縦の黄紋があるように見える

アトギンボシハマキモドキ?(蛾)の飛び立ち



2014年6月上旬

低山の草ぼうぼうの山腹で、とても綺麗な小蛾がヨモギの葉に乗って歩いていました。
腹端に毛束(ヘアペンシル?)が見えます。
最後は飛び立ち、草むらで見失ってしまいました。
未採集、未採寸。


「新・蛾像掲示板」に投稿したところ、ハマキモドキガ科のアトギンボシハマキモドキ(Prochoreutis delicata)またはその近縁種だろうとご教示頂きました。
Prochoreutis sp.としておいた方が無難かもしれません。


2014/07/02

オドリコソウの花蜜を吸うトラマルハナバチ♀



2014年6月上旬

雑草の生い茂った里山の山腹でトラマルハナバチ♀(Bombus diversus diversus)と思われる蜂※が忙しなく飛び回り、オドリコソウの白い花で採餌していました。
後脚の花粉籠は空荷ですが、頭を花の奥に突っ込んで(正当訪花)花蜜を吸っています。
同一個体を追いかけて撮影。

※ トラマルハナバチにしては毛の褐色が薄い気がしますけど、違う種類ですかね?




『昆虫の集まる花ハンドブック』p11によると、オドリコソウは

花の底に蜜があり、笠の下には雄しべ雌しべがある。花の形にピタリと合うのはマルハナバチ類で、蜜を吸うために入り込むと背が雄しべ雌しべに触れ、花粉に白く染まった状態で出てくる。

【個人的な覚書】
Newton special issue『植物の世界 第2号:ナチュラルヒストリーへの招待』p118-120より引用
オオマルハナバチはこの花(=オドリコソウ:しぐま註)を盗蜜者として訪れ、花冠筒部の前部に穴をあける。その際、腹部や背部が花冠の上唇の中に入り雌しべと雄しべの先にふれるのである。その行動は盗蜜に似ているが、実際にはオオマルハナバチはポリネーターの役割を果たすことになる。 オドリコソウの花は、盗蜜者をポリネーターとして利用できるような形態をもつにいたったのであるとも解釈できよう。



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