2011/01/03

猿の惑星



2010年5月上旬

ニホンザルMacaca fuscata)の軍団が車道を占領して寛いでいました。
道端のクルミの木に登っている一頭は見張り役を努めているのでしょうか。
車が通りかかると群れは逃げ、見張り役も後を追いました。



 


2011/01/02

キツネノチャブクロ(ホコリタケ)の胞子放出




2010年10月下旬

林縁でホコリタケ(別名キツネノチャブクロ;Lycoperdon perlatum)と思われる群落が地面から生えていました。
天辺の穴から褐色の胞子が放出するシーンを観察するために、7個の茸を順に指で摘んだり棒で突ついてみました。

後で思うと、もう少し自然な演出をすれば良かったですね。
木の実を上から落としたり、雨粒を模して水をキノコに垂らしたりして、スーパースローの映像にすれば格好良い作品になりそうです。
 


コガタスズメバチの壊れた巣の再建策




2010年8月下旬・気温26℃

コガタスズメバチVespa analis insularis)の門衛が辺りを見張りつつ中から巣口周りの外被を噛んで拡張していました。
かじり取った巣材を丸めると巣内に搬入したので、育房の材料として再利用するのだろう。
外被上を徘徊していた小さなアリに門衛が大顎で攻撃を加えました。
しかしアリが小さすぎて有効な攻撃になっていません。
横の林道を車が通ると振動で門衛が警戒している気がします。
巣を壊されたトラウマが残っているのだろうか。
やがて一匹のワーカーが帰巣しました。
集めてきた巣材ペレットを門衛に渡し、またすぐ出巣しました。
巣材をもらった♀(創設女王?)は外被上を少し点検して回り、結局巣内に戻りました。
この非常時には外被の再建よりも育房の増築を優先するのだろうか※。
映像を見る限り計4匹以上の♀成虫が残っているようです。
巣の破壊前後で個体数の増減は不明です。


※ 同じ日に外被の増築も見てますので(シリーズ#27参照)、外被の修復が一段落付いたということなのかもしれません。
 

その後は忙しくなり滅多に通えなくなりました。
巣は小さいままで蜂の姿もいつの間にか見なくなりました。
10月下旬、 解散後の巣を調べてみることにしました。
壊れかけた外被はあまりにも脆くて全体を採集できませんでした。
中の巣盤は一層だけでした。


 育房数は28.5室しかなく、未受精卵 孵化しなかった卵が1個だけ残されていました。(スズメバチの未受精卵は♂になる。)


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