2025年5月中旬・午後15:10頃・くもり
河畔林の林床でユウマダラエダシャク♀(Abraxas miranda miranda)が落ち着きなく羽ばたきながら歩き回っていました。
Abraxas属には近縁種が多数いて見分けるのが難しいのです。
この個体は羽ばたきを止めたときに、前翅前縁中央にある灰色の斑紋の中に黒い輪状の紋が無かったので、ユウマダラエダシャクと判明しました。
腹部が太いので、卵巣の発達した♀のようです。
下草や細い落枝などに羽ばたきながらよじ登っても、上手く飛び立てません。
短距離を低く飛ぶだけで、すぐに着地してしまいます。
【考察】
今回観察したユウマダラエダシャク♀は、羽化直後で飛ぶ力がまだないのでしょうか?
「夕斑枝尺(蛾)」という和名の通り薄明薄暮性らしいので、 明るい昼間は眩しくて本格的に飛ぶ気がないのかな?
もしかして、身重の♀はあまり飛び回らずに、静止したまま性フェロモンを放出して、誘引された♂と交尾するのかもしれません。
あるいは、交尾後の♀がニシキギ科の食樹植物を探索していたのかもしれません。
映像には写っていませんが、例えばツルマサキだったら、河畔林のどこかに自生していそうです。
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