前回の記事:▶ 水田の畦道を歩きながら採食するキジ♀(野鳥)
2025年6月中旬・午後15:25頃・晴れ
私が同一個体のキジ♀(Phasianus versicolor)をしつこく追いかけて採食シーンの撮影を続けると、♀は怖がって全力疾走で田んぼの畦道を走り去りました。
その様子を隣の田んぼから見ていたのか、1羽のキジ♂が左から低空で飛来しました。
まるで窮地のヒロインを救いに来たヒーローが颯爽と登場!といった印象を受けました。
しかし、武器を持たないキジ♂が外敵(今回は私)を撃退できるとは思えません。
敵の目を惹きつけてパートナー♀を逃がすために、まさか偽傷してみせるのでしょうか?
(映像はここから。)
田園地帯の農道をキジ♂(Phasianus versicolor)が奥から手前に向かって雄々しく歩いて来ます。
広い農道を横断する途中で立ち止まると、背伸びや身震いをしたり、その場で方向転換したりしました。
私が農道にじっと立ち止まって撮影しているせいで、キジ♂は怖がってそれ以上キジ♀に近づけないのかもしれません。
(私とキジ♂との間に♀が位置しています。)
観察を続けると、どうやらキジ♂は私のことなど眼中になくて、♀を見つけて慎重にアプローチしていただけ、という可能性もありそうです。
ようやくキジ♂は警戒を解いたのか、意を決したように農道を手前に歩き始めました。(その先に♀が居ます。)
キジ♂の歩行シーンを正面から撮れるのは珍しく、ラッキーでした。
鳩胸を誇示するように威風堂々と歩いて来ます。
光沢ある濃緑の羽根がとても美しく、惚れ惚れします。
除草剤で雑草を枯らした畦道で、キジ♀が採食していました。
♂の接近に気づいているはずなのに、逃げようとしません。
何気ない素振りで、キジ♀は右足で痒い顔を掻きました。
その間に♂は♀の正面に回り込み、尾羽根の模様を見せつけました。
羽繕いしていた♀はちょっと驚いて飛び退くと、身震いしました。
♂が逆方向から♀の正面に回り込み、再び尾羽根を誇示。
♀はピョンと跳んで逃げ、採食を再開。
♀の横で♂が同じく地面を啄んだ隙に、♀は羽ばたいて飛び去りました。
続けて♂も飛び立ち、♀を追いかけます。
キジ♀♂が相次いで飛び去る様子を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@3:01〜)
せっかく低空で飛ぶキジ♂を流し撮り出来たのに、カメラのバッテリーをここで使い切ってしまいました。
(映像はここまで。)
それまでもカメラの画面でバッテリー切れの警告がカラータイマーのように点滅していたので、気が気ではありませんでした。
キジの求愛行動がいよいよ盛り上がってきたのに、続きを録画できずに残念無念…。
キジ♀は水田の上を飛び越えて、私からだいぶ離れた畦道に着陸しました。
追いかけて来た♂が♀と合流したところまでは見届けました。
キジ♂の求愛が成就して交尾に至るまでの過程を私はまだ観察したことがありません。
今回のキジ♀が飛んで逃げたのは、交尾拒否の行動(交尾相手を選り好み)だったのでしょうか。
近くで見ている私を警戒して、交尾する気になれなかったのかもしれません。
しかし専門家によると、キジ♂の求愛ディスプレイが交尾につながることは滅多にないのだそうです。
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