2025年4月下旬・午前7:20頃・晴れ・気温10℃
二次林でホンドタヌキとニホンアナグマが利用している営巣地(セット)を自動センサーカメラで見張っています。
2つの巣穴L、Rを見下ろすように、木の幹にカメラを固定しています。
ある朝、前触れもなくその監視カメラを1羽のカラスが激しく攻撃していました。
レンズの至近距離で黒い鳥が翼を大きく広げて、カメラを激しく引っ掻いてから飛び去りました。
頭部の嘴が見えなかったので、カラスの種類を見分けられませんでしたが、ハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)のカー♪という澄んだ鳴き声が聞こえます。
しばらくすると、カラスが再びカメラを攻撃しに戻ってきました。
【考察】
トレイルカメラをあちこちに設置して何年も撮影してきましたが、これほどカメラを敵視する攻撃的なハシブトガラスは初めてです。
好奇心旺盛な個体が見慣れないカメラを調べている、というよりも明らかに攻撃的で、(嘴でつついたり?)足で執拗に引っ掻く音が聞こえました。
幸いトレイルカメラは頑丈な作りで、壊されずに済みました。
この時期の日中に、最も頻繁にセットを訪れていたのはハシブトガラスでした。(映像公開予定)
明るい昼間はトレイルカメラは赤外線も照射しませんし、無音で起動しますから、昼行性のカラスの気に障ることはないはずです。
しかも、同じ位置に何年も固定してあるので、森で暮らす野鳥もその存在にすっかり慣れていたはずです。
今回カラスがトレイルカメラを攻撃した理由をいくつか考えてみました。
(1)飛来したカラスが、トレイルカメラ(7.5 × 4.3 × 10.4 cm)の狭い上面に留まろうとしたのでしょうか?
そうだとしても、理由が分かりません。
小鳥ならともかく、カラスほど大きな鳥が留まれる奥行きがないのです。
(2)トレイルカメラが固定木の幹と接した角にクモが白い糸で小さな住居網を張っていることがあります。
それを目ざとく見つけたカラスが、クモを捕食しようとしていたのかもしれません。
(3)森林性のハシブトガラスが、近くの樹上に巣を作って繁殖するつもりなのかもしれません。
親鳥が自分たちの巣の近くで見つけた怪しい物を排除しようとしたのかな?
セットで暮らすホンドタヌキの家族をカラスが威嚇することもありました。(前回の記事を参照)
反対側から狙うアングルでもう1台のトレイルカメラがセットを監視していたのですが、残念ながらこのシーンは撮れていませんでした。
つづく→
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