2024年6月下旬
シーン1:6/30・午前10:53・気温27℃(@0:00〜)
平地の二次林でニホンアナグマ(Meles anakuma)の母子家族が暮らす営巣地を自動センサーカメラで見張っています。
鬱蒼と生い茂る雑木の枝葉が日光を遮るために昼間でも薄暗い環境です。
トレイルカメラが自然光で撮れる限界照度の閾値付近では、モノクロとフルカラーで交互に録画される症状が出ます。
巣外で4頭の幼獣が2組に別れて格闘遊びを繰り広げています。
やがて、母親♀らしき成獣が巣穴Rから後ろ向きで外に出てきました。
巣内の土や古い巣材を前脚で外に掻き出しているのです。
手前のアクセストレンチに土を捨てると(排土)、再び巣穴Rに戻って穴掘りを再開します。
その様子を間近で見学している幼獣個体は、将来のヘルパー♂候補なのかもしれません。
(私は幼獣の性別を見分けられません。)
シーン2:6/30・午前10:55・くもり・気温27℃(@0:41〜)
フルカラー録画に戻りました。
2頭の幼獣が母親♀の後に続けて巣穴Rに潜り込んだせいで、穴掘り作業する母親♀の邪魔になっているかもしれません。
幼獣はすぐに外へ出てきました。
シーン3:6/30・午前10:56・くもり・気温28℃(@1:20〜)
モノクロ録画に戻りました。
アナグマの母親♀は、腐葉土と化した古い巣材を巣外に掻き出して、手前のアクセストレンチに捨てています。
【考察】
穴掘りしている成獣の後ろ姿で股間からブラブラと垂れ下がって見えるのは、♂の睾丸ではなく、♀の乳房です。
アナグマ♀(シングルマザー)が女手一つで4つ仔を育てるワンオペ育児は大変そうです。
ニホンアナグマの場合、重労働の巣穴掘り作業はヘルパー♂(同じ母親♀が前年に産んだ息子のうち選ばれた1頭)が分担するらしいです。
ところが、最近この営巣地に転入してきたのは母子(母親♀と当歳仔の幼獣4頭)だけで、男手が足りないのです。
つづく→
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