2025/10/08
巣口の横にスクワットマーキングだけして帰るニホンアナグマ♂【トレイルカメラ:暗視映像】
ウメの落果から種子を採る
トラツグミ♂が鳴く♪深夜にフクロウが山中の水溜まりで顔を洗う【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
(トラツグミの)さえずりは「ヒィー、ヒィー」「ヒョー、ヒョー」。地鳴きは「ガッ」。主に夜間に鳴くが、雨天や曇っている時には日中でも鳴いていることがある。(wikipedia:トラツグミより引用)
2025/10/07
オニグルミの未熟果を給餌しても野ネズミは持ち去らない【トレイルカメラ:暗視映像】
オオバギボウシの花から花粉を集めるセイヨウミツバチ♀【ハイスピード動画】
2025/10/06
アナグマの巣穴に繰り返し忍び込むホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】
山中の水溜まりで水を飲むキジバト【野鳥:トレイルカメラ】
2025/10/05
ニホンアナグマ母子家族(幼獣3頭)の暮らし:7月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】
ニホンミツバチ♀の分蜂群を誘引する不思議な蘭植物キンリョウヘン
キンリョウヘンの花は、ニホンミツバチの「集合フェロモン」と非常によく似た化学物質(3-ヒドロキシオクタン酸:3-HOAA と 10-ヒドロキシデセン酸:10-HDA)を分泌します。
集合フェロモンに誘引されたミツバチは、巣箱やその周辺で一時的に密集することがあります。これは新しい巣箱への入居前や、女王蜂を待つ間などによく見られる行動です [18] [19] 。特に分蜂時や新しい環境下では、偵察蜂や一部の働き蜂が地面や巣箱の周囲で「仮集結」することがあり、これが団子状に見えることがあります [19] 。
異なるコロニーの偵察蜂が鉢合わせた場合偵察蜂同士が同じ巣箱やキンリョウヘンの周辺で出会うことはありますが、基本的には激しい争いは起きません。偵察蜂はあくまで「下見」役であり、候補地を確認したら自分の群れに戻り、情報を伝達します。その後、分蜂群全体が入居を決定するかどうかが決まります [27] [28] 。もし複数の分蜂群が同時に同じ巣箱を目指して集まった場合、最終的にはどちらか一方の群れが入居し、もう一方は別の場所を探すことが多いです。まれに両群が同時に入ろうとし、巣箱の入り口付近で一時的に小競り合いが起きることもありますが、致命的な争いには発展しません。
ニホンミツバチがオオスズメバチの襲来を察知して対処するときの反応をも化学擬態しているとする小野・佐藤(1997)の説は、誘引された蜂が(キンリョウヘンの)花弁をかじる不思議な行動を見事に説明する (p160より引用)蜂球に包まれた(キンリョウヘンの)花は熱とかじり行動でぼろぼろにはなるが、受粉は高率で保証される。そして開花時期が、まさに分蜂の季節と一致しているのである。
佐々木正己『ニホンミツバチ: 北限のApis cerana』や小野・佐藤(1997)の説に基づき、「キンリョウヘンの化学擬態によってニホンミツバチの熱殺蜂球が誤って発動される」可能性について検討すると、十分に合理的な解釈といえます。
化学擬態による誤作動と観察事例
キンリョウヘンは、ニホンミツバチの集合フェロモンだけでなく、オオスズメバチ襲来時の危険(外敵や警戒)フェロモンまで部分的に化学擬態していると分析されています。scienceteam.jst
花弁をかじったり、他個体にまとわりついたりする「異常な蜂球状行動」は、本来天敵襲来時の防御反応として発動されるべき集団行動が、化学信号によって誤誘導された結果と説明できます。38qa+1
行動の特徴
通常の熱殺蜂球はオオスズメバチなど天敵が存在し、巣の防衛で発動します。その際はミツバチ死骸・負傷者が見られます。tamagawa+1
キンリョウヘンの場合は死骸が残らないため、攻撃性の弱い「誤発動型蜂球」や小規模衝突として観察されます。38qa
花弁をかじる不思議な行動も、外敵がいないにも関わらず警戒・排除スイッチが入り、集団で花(=誤認天敵)を攻撃しようとする防衛行動の名残と考えられます。scienceteam.jst
生態・進化的解釈
キンリョウヘンのフェロモン成分が、ミツバチに「危険」や「集合」だけでなく「攻撃・防御」反応まで誤誘導する化学擬態であるとの学術的指摘があり、進化的視点からも特異な利用例とされています。38qa+1
現場で観察された小規模蜂球や花弁へのかじり行動は、こうした「擬態シグナル誤認による行動発動」の一環として解釈してよい根拠があります。
結論
キンリョウヘンの化学擬態が、ニホンミツバチの本来の熱殺蜂球・警戒防衛行動まで誤発動させてしまうことは、最新の学術的知見にも一致します。観察された小規模蜂球や花弁かじりは、擬態による誤認誘導現象として十分説明できます。scienceteam.jst+1
2025/10/04
夏の夕方にアナグマの営巣地でマルバゴマキの葉裏に眼下腺マーキングするニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】
子猿をおんぶや抱っこで運びながら砂防ダムを渡って逃げるニホンザル♀の群れ
2025/10/03
ニホンアナグマの母子が暮らす営巣地にヘルパーが合流【トレイルカメラ:暗視映像】
ヤマザクラの樹洞の縁に産卵するフタガタハラブトハナアブ♀
フタガタハラブトハナアブ(Mallota eristaliformis)の雌は、主に樹木の洞(クヌギ等)の水の溜まった部分に産卵します。幼虫はその洞の水中に存在する腐植質(腐った植物片など)を食べて育ちます。
2025/10/02
アナグマの営巣地を夏の昼間にうろつくホンドテン【トレイルカメラ】
夏の水場に飛来して虫を探す謎の小鳥(シメ?)【野鳥:トレイルカメラ】
山形県の低山において、シメは夏季には非常に稀ながらも繁殖が確認されていることがあり、7月中旬にも見られる可能性があります。シメは本来は本州で冬鳥ですが、秋田、岩手、山形、福島、長野といった本州の一部地域で希に繁殖し、近年山形県内でも繁殖の兆候が複数の個体で報告されています。夏季の観察例は少ないが存在し、山形の海沿いなどで繁殖行動も観察されているため、7月中旬の低山での観察も考えられます.
シメはホバリング(停空飛翔)をすることが知られています。シメは主に飛行中に翼を羽ばたかせて飛びますが、ホバリングを行うことがあるという記述が、シメを含むアトリ科の仲間に関する飛行の観察記録にあります。特にホバリングはシメが花や餌を狙う際や短い間の停止飛翔として見られることがあるようです。ただし、猛禽類やカワセミ、ハチドリのような専門的なホバリング飛行とは異なり、シメのホバリングは短時間かつ少し不安定なものと理解されています.[1]
2025/10/01
幼獣が1頭減っても元気に暮らすニホンアナグマの母子家族:7月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】
オオバギボウシの花で採餌するクロマルハナバチ♀の羽ばたき【FHD動画&ハイスピード動画】
2025/09/30
山中の湿地帯を晩にうろつくニホンイノシシの群れ【トレイルカメラ:暗視映像】
群れの最後尾を歩き山道で私と堂々とすれ違うニホンザル♂(最後に威嚇?)
日本語の「しんがり」はもともと軍事用語で「退却時に最後尾で敵を防ぎつつ味方を守る役目」を指します。つまり本来は 「退却時」限定の任務名 です。ですので「しんがりをつとめる」という表現を厳密に使うと、ただ単に通常の行進や行列で最後尾にいる人には使いません。
日本語の「しんがり」は「撤退時の後衛」という軍事用語に由来しますが、比喩的に「群れや集団の最後尾にいて、いざというとき仲間を守る役割を担う」ことも表せます。ニホンザルの群れに当てはめれば、「最後尾にいたα♂が、もし人間などからの危険があれば群れを守る立場にあったのでは」という解釈は自然です。
ニホンザルに限らず、多くの霊長類では「誰が常に先頭」「誰が常に最後尾」という固定的な役割分担は確認されていません。個体の順位・性格・状況(採食地の位置、危険の有無など)によって柔軟に変わります。
結論から言うと、「しんがりを務めた」と断言するのは少し踏み込みすぎですが、「そのように解釈できる可能性はある」と書く余地はあります。行動学的な整理口を大きく開ける行動ニホンザルの成体♂が口を開けて犬歯を見せるのは、あくび(生理的行動)とは異なり、しばしば威嚇 displayとして用いられます。特に相手に対して「自分は強い」「近づくな」というシグナルになり得ます。群れの最後尾での威嚇群れが退却・通過しきるタイミングで最後尾の個体が振り返ったり威嚇したりするのは、「自分と群れの間合いを守る」行動と解釈可能です。「しんがり」の解釈軍事的な「殿(しんがり)」のように計画的・役割的に守ったとまでは言い切れません。ニホンザルには固定的な殿役は確認されていないからです。ただし、「たまたま最後尾に位置した高順位個体が、通過後に人間へ威嚇行動を示した」という事実は、結果的に群れを守るような機能を果たしていたと見ることはできます。書き方の工夫もし観察記録に書くなら:事実:最後尾を歩いていたα♂が、通過の際に口を大きく開いて犬歯を見せた。解釈の余地:「単なる威嚇 display かもしれないし、結果的に群れの“しんがり”として防衛的な役割を担っていたとも考えられる」
2025/09/29
ニホンアナグマの母子はアンズの落果を食べるか?【トレイルカメラ:暗視映像】
夜の水溜りで顔を洗うフクロウと周囲を飛び回るコウモリ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】
水場が浅いせいか、フクロウは水場でからだを前屈みにして、まるで顔を洗うように水を浴びる。水場をぐるぐる歩きながら、顔を水につけて洗っていることもあった。雨に日にも(原文ママ)水場で水浴びをするが、雛が巣立って森を離れるとフクロウは水場に姿を見せなくなる。(p42より引用)