2024/08/11

刈田で採食する警戒心の強いキジ♀の群れ(野鳥)

 

2023年10月下旬・午後15:25頃・くもり 

広大な田園地帯で2羽のキジ♀(Phasianus versicolor)を見つけました。 
遠目には草ぼうぼうの休耕地に見えたのですが、実は稲刈りした後の刈田で、青々と二番穂が生えていました。 

刈田での落ち穂拾いを撮影しようと私がカメラを向けたら、キジ♀たちは露骨に警戒して逃げ始めました。 
立ち止まると首を伸ばして辺りの様子を見回しています。 
キジの♀は地味な褐色ですが、迷彩模様になっていて、立ち止まると雑草に紛れてあまり目立ちません。 
しかし、緑の原っぱに来ると目立ってしまいます。 

耳を澄ますと2羽のキジ♀がときどきピーピー♪ピヨピヨ♪と小声で鳴き交わしているような気がするのですが、別種の鳥の鳴き声かもしれません。 

遠くの線路を列車が走る音が聞こえました。 
この辺りのキジ♀は列車の通過音に慣れているのか、特に警戒することなく無反応でした。 

ようやく私から充分に離れて警戒を解くと、全身を膨らませて(羽毛を逆立てた)身震いしてから、採食行動を再開しました。 
首を下げて(姿勢を低くして)原っぱをゆっくり歩きながら、あちこち地面を啄んでいます。 
最後は刈田の奥に広がるヨシ原に逃げ込んだようで、見失いました。 

実はほぼ同じ地点で以前もキジ♀の群れを観察しています。 
必ずしも全く同じ♀個体から成る群れとは限らず、今季生まれた若鳥も混じっていそうです。 



今回も私が農道を歩いて近づいたら、別個体のキジ♀が仲間とは逆の左に飛んで逃げました。(映像なし) 
つまり、少なくとも3羽のキジ♀が群れを形成していたようです。 
繁殖期が終わるとハーレムを解散しますから、今回キジ♂の姿は見つけられませんでした。 


【アフィリエイト】 


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む