前回の記事:▶ 平地の二次林を遊動・木登りするニホンザルの群れ【トレイルカメラ】
2023年10月中旬・午後12:05頃・晴れ・気温22℃
ニホンアナグマ(Meles anakuma)一家が転出した後も二次林にある旧営巣地(セット)をトレイルカメラで見張っていると、野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが通りかかりました。
まず単独で現れたニホンザルがアナグマの巣穴Lに興味津々で奥を覗き込みました。
口をモグモグと動かして、頬袋に詰めた食物を咀嚼しています。
ゆっくり左へ立ち去りながら、ちらっと横目でカメラ目線になりました。
しばらくすると、突然ニホンザルがトレイルカメラに跳びつきました。(@0:27〜)
監視カメラに噛みつこうとしているのか、口内が至近距離で写りました。
カメラを固定してあるミズキ灌木によじ登ったようで、画角が少しだけずれました。
別アングルで設置した旧機種のトレイルカメラでも一部始終が広角で記録されていました。(@0:40〜)
アナグマの巣口Rに身を伏せて匂いを嗅いでから、奥の二次林に入って行きました。
対面に設置した新機種のトレイルカメラを固定しているミズキ灌木に近づくと、よじ登り始めました。
木登りの途中でカメラのレンズをちょっと覗き込むと、こちらに背を向けたまま、カメラの上に腰掛けました。
休憩を終えて猿がミズキの木を降りる様子も録画されていました。(@1:24〜)
木下りしながらも、見慣れないカメラに興味津々です。
至近距離からニホンザルの顔?が写ったものの、近過ぎてよく分かりません。
カメラを木から取り外そうとしているようですが、ワイヤーロックのおかげで諦めてくれました。
幸いトレイルカメラを盗まれたり破壊されたりしないで無事でした。
地上に降りたニホンザルは、右へ遊動する途中に林床で何かを拾い上げて味見しました。 (@1:45〜)
採食シーンを1.5倍に拡大した上でリプレイしてみても(@2:04〜)、メニューは不明です。(落ち葉? 落枝? キノコ?)
その辺りにはナニワズ(別名エゾナニワズ、エゾナツボウズ)という冬緑性の低灌木の群落が自生していたので、もしかすると赤く熟した果実(液果)を食べたのかもしれません。
(10月中旬までナニワズの熟果が残っていたかどうか、覚えていません。)
関連記事(4ヶ月前の撮影)▶ 有毒植物ナニワズの熟果を採食するニホンザルの子猿【トレイルカメラ】
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
このニホンザルの性別を私には見分けられませんでした。
無人カメラならではの臨場感のある接写映像が撮れました。
0 件のコメント:
コメントを投稿