2023年10月中旬〜下旬
平地のスギ防風林にニホンアナグマ(Meles anakuma)専用の溜め糞場stmpがあり、トレイルカメラで再び監視してみました。
撮影機材の数が限られているため、すぐ隣りにあるタヌキ専用の溜め糞場wbcと交互に見張っています。
シーン0:10/12・午後14:00・晴れ(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
画面の中央に朽ち果てた切株があり、その手前に長年放置された古い手押し車の錆びたフレームを目印として、アナグマの溜め糞場stmpがあります。
シーン1:10/14・午前5:27(@0:03〜)日の出時刻は午前5:43。
夜明け前にアナグマが来ていました。
顔の黒斑が濃い個体で、顔つきから成獣♀だと思います。
溜め糞場stmpと切株の間を素通りして左へノソノソ立ち去りました。
シーン2:10/20・午後14:45(@0:16〜)
トレイルカメラの設置アングルを改善しました。
古い手押し車の錆びたフレームの中に黒い泥のようなアナグマの溜め糞stmpが見えます。
シーン3:10/26・午前5:23(@0:20〜)日の出時刻は午前5:55。
今回も日の出前にニホンアナグマが登場しました。
溜め糞stmpや切株の匂いを嗅ぎ回ってから、右向きの排便姿勢になったところで、残念ながら録画が打ち切られていました。
カメラの電池が消耗していたようです。
20秒後にカメラが再起動したときには、アナグマはもう居なくなっていました。(@0:39〜)
シーン4:10/26・午前17:39(@0:20〜)日の入り時刻は午後16:51:29
同じ日の日没後に再びアナグマが溜め糞場stmpに来ていました。
右上を向いて脱糞しながらキョロキョロと辺りを見回しています。
上から見下ろす撮影アングルではアナグマの肛門が見えず、新鮮な糞の状態も分かりません。
用を足して立ち去りかけたところで録画が打ち切られていました。
【考察】
この動画だけ見ると、アナグマは夜行性というよりも薄明薄暮性で溜め糞場に来る印象を受けます。
明るい昼間は主に巣穴で寝ているのでしょう。
私としてはアナグマの排泄行動を重点的に記録したいのに、夜な夜な頻繁に出没する野ネズミのせいで(映像公開予定)、監視カメラの電池があっという間に消耗して困ります。
つづく→
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