2023/06/26

砂利にオシッコをかけて吸い戻しをするキバネセセリ♂

 

2022年7月中旬・午前10:45頃・晴れ(雨上がり) 

里山のスギ植林地から伐採した木を運び出す準備のために、林道に敷かれた砂利が最近になってローラー車で締め固められました。 
雨上がりの砂利道でキバネセセリ♂(Bibasis aqulina chrysaeglia)が低く飛び回り、忙しなく離着陸を繰り返しています。 
どうやら、あちこちで砂利を味見しているようです。 
私が近づくと飛んで逃げるものの、すぐにまた路上に舞い降りて吸水再開。 

ようやく気に入った味のする小石を見つけたようで、延々と舐め始めました。 
黒くて丸い小石の表面に薄っすらと泥が付着しています。 
その上に乗って口吻を伸ばし、表面を舐めています。 
ときどき腹部を前屈して、透明な液体を足元にかけました。 
これはキバネセセリに特有の「吸い戻し」行動です。 
自分の尿で泥を溶かしながら、ミネラル成分(塩分)を摂取しているのです。 

関連記事(1、8、15年前の撮影)▶  

次の砂利へと飛び立つ前に準備運動として、しっかり閉じていた翅を小刻みに震わせました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む