2022年8月中旬・午後12:45頃・晴れ
里山で廃道になった細い山道にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場fがありました。
どうやら山腹の急斜面を通る獣道になっているようです。
周囲は雑木の灌木林です。
ここにもトレイルカメラを設置してみたいのですけど、予算不足でなかなか台数を増やせません。
新鮮な糞に私が近づくと、群がっていたハエ類が一斉に飛び去りました。
その場でしばらくじっと待つと、様々な虫が獣糞に戻って来ました。
サビハネカクシ(Ontholestes gracilis)がタヌキの溜め糞上をウロチョロしています。
獲物を待ち伏せしているのでしょう。
地味な体色(錆色)は背景の糞に紛れる攻撃的擬態かもしれません。
糞上で動かないとまず見つかりません。
強い直射日光に当たったり、カメラのストロボを焚いたりすると、体表が黄金色に美しく輝いて見えます。
動画の前半では、マクロレンズを装着して接写してみました。
糞上に居るのに(だからこそ)きれい好きで、身繕いしているようです。
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