2022年8月中旬
トレイルカメラで撮れたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の記録です。
尻尾が下向きに折れ曲がっている個体「垂れ尾」が同じ日に2回、スギ林道の溜め糞場sに来て排便したのですが、2回共に下痢便でした。
真夏に何か腐りかけのものでも食べたのか、それとも精神性ストレスで腹を下したのでしょうか?
溜め糞場を監視すると、タヌキの健康チェックができます。
シーン1:8/13・午前3:45・気温24℃
緩やかな坂道になっている林道を深夜に「垂れ尾」が右から登ってきました。
3時間前に別個体のタヌキ「フサ尾」が排泄した糞の匂いを嗅ぎ、タヌキの溜め糞場に跨りました。
カメラ目線で排便しかけたのですが、左に向きを変えてから液状の下痢便を排泄。
チラチラと横目でトレイルカメラを気にしています。
すっきりすると左に立ち去りました。
シーン2:8/13・午後22:25・気温24℃ (@0:38〜)
18時間40分後に、同一個体と思われる「垂れ尾」が溜め糞場sに来ていました。
自動撮影カメラの起動が遅れ、登場シーンは撮れていません。
右向きで溜め糞に跨がり脱糞中でした。
前夜と同じく液状便をシャーッと大量に排泄しました。
このとき溜め糞場に集まっていた数匹の糞虫が慌てて右へ逃げて行くのが面白いです。
糞虫にしてみれば美味しいご馳走が降ってくる訳ですから、大した災難ではありません。
排便中のタヌキは糞虫に気づいて下を向いたのに、なぜか捕食しませんでした。
暗闇なので、視覚で糞虫が見えたというよりも、タヌキの前脚にぶつかった糞虫に驚いたようです。
タヌキにも衛生観念があって、糞虫を捕食したがらないのかな?
このときは下痢するほどの腹痛で食欲が無かったのでしょうか?
「垂れ尾」が右へ立ち去ると、溜め糞場sにはこんもりと山盛りの糞塊が残されました。
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