前回の記事:▶
・オオセンチコガネ♂の水難事故
・池に落ちて溺れそうなセンチコガネをアメンボは襲うか?
里山で採集してきたオオセンチコガネとセンチコガネ(Phelotrupes laevistriatus)1匹ずつを持ち帰って飼い始めました。
昆虫ゼリーで糞虫をある程度は飼育可能という情報を得たので、試してみます。
他にはヤギ(山羊)(Capra hircus)の糞を拾ってきて給餌してみました。
しばらくすると、センチコガネは昆虫ゼリーを夢中になって舐めていました。
周囲に置いたヤギの糞には見向きもせず、地面に埋め込んだ昆虫ゼリーの容器に入り込んだまま出てきません。
昆虫ゼリーがなぜか液状化しています。 (水気が多い)
糞虫が溺れていたときに水を大量に飲み、それを飼育下で吐き出した(あるいは排尿した)のかな?
ゼリーが黒く汚れているのは、糞虫が歩き回ったせいで土が混入してしまったのか、あるいはヤギの糞をゼリーの中に運び込もうとしたのかもしれません。
昆虫ゼリーの味がいまいち気に入らなかったセンチコガネが、ヤギ糞を混ぜて味変したのかな?
一方、同居させたオオセンチコガネ♂は姿が見えません。
地中に潜っていてヤギの糞を食べているのでしょうか。
どうもオオセンチコガネは昆虫ゼリーが好みではないようです。
体長はオオセンチコガネ>センチコガネだったので、昆虫ゼリーを巡る争いに負けたとは考えにくいです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
夜中になるとブーン♪と飛ぶ羽音を聞きました。
いつの間にか飼育容器から脱走したようです。
与えたヤギの糞の鮮度が古かったのかもしれません。
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