前回の記事:▶ 早朝からクリ樹洞の巣口を守るモンスズメバチ♀門衛
珍しく明るい昼間に様子を見に来ました。
クリ樹洞の巣口で1匹のモンスズメバチ(Vespa crabro)のワーカー♀が門衛を務めています。
縦に裂けた樹洞の割れ目に陣取って周囲を常に警戒しています。
門衛役は特定の同一個体が専任しているのか、個体標識して調べてみたいものです。
なんとなく、羽化後の日齢が若い個体の役割ではないかと個人的には想像しています。
冒頭で帰巣した外役ワーカーを門衛が誰何しました。
まずは1/5倍速のスローモーションでご覧ください。
直後に等倍速でリプレイ。
同じ巣の仲間だと(おそらく匂いで)認識したようで、外役ワーカーは無事に入巣しました。
続けて1匹のキマワリ(Plesiophthalmus nigrocyaneus)がクリの太い幹を上から歩いて降りて来ました。
キマワリがモンスズメバチの巣口にうっかり近づくと、門衛がすぐに気づいて撃退しました。
侵入者に噛み付いたかどうか、1/5倍速のスローモーションで見ても死角で写っていませんでした。
キマワリは慌てて逃走。
キマワリは朽木やキノコを食べるらしいのですが、スズメバチにとっては無害です。
関連記事(7年前の撮影)▶ 巣に侵入するナミクシヒゲハネカクシ?を殺すモンスズメバチ♀門衛
たまたま通りかかっただけのキマワリは災難でした。
関連記事(3年前の撮影@今回と同じクリの木)▶ クリの樹皮を噛り幹を登るキマワリ外役ワーカーが出巣しようとしただけでも門衛は喧嘩腰に素早く振り返り、警戒を怠りません。
誰何を受けた外役ワーカーが無事に外出しました(出巣)。
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