2021年8月下旬・午前10:00頃・晴れ
山間部の道端に生えたクマイチゴの群落で細長い黄緑色の尺取虫(シャクガ科の幼虫:種名不詳)を見つけました。
既に食痕がある葉の上面で活動しています。
下半身(腹脚)を固定したまま上半身だけ動かし、葉表のあちこちに胸脚で触れて慎重に調べています。
次の足場がなかなか決まりません。
葉の中央部に開いた小さな虫食い穴(食痕)を見つけると、その周囲を重点的に探索し始めました。
視覚に頼っているのか触覚なのか分かりませんが、いずれにしても少数の単眼しか持たない幼虫の視力はあまり良くないようです。
結局、尺取虫はその小さな虫食い穴の縁を広げるように食べ始めました。
私は尺取虫の飼育経験がないのですが、食べる姿勢が独特ですね。
こんなに目立つ葉表で白昼堂々と食事して、天敵(捕食者や寄生者)が怖くないのでしょうか?
よほど自分の保護色や隠蔽的植物擬態に自信があるのかな?
確かにクマイチゴの葉に絡みついた蔓植物の細い蔓が風に揺れているように見えます。
このシャクトリムシの名前を見分けられる達人がいらっしゃいましたら、是非教えて下さい。
キイチゴを食餌植物(食草)とするシャクガ科の幼虫を検索しても、見た目が似ている尺取虫は見つかりませんでした。
食草クマイチゴで検索すると全くヒットしません。
尺取虫がクマイチゴの葉を蚕食する様子を長時間の微速度撮影で記録しようと私が三脚を立て始めたら、事件が起こりました。
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