柳の根際に営巣したヒメスズメバチの記録#7
前回の記事#6
2017年10月上旬・午後15:11
15日ぶりの定点観察。
少し体調を崩してしまい、観察できない空白期間が開き過ぎてしまいました。
「どうせ誰かに壊された巣だし、正常な(自然な)状態ではないから…」とモチベーションが上がらなかったせいもあります。
柳の根際にあるヒメスズメバチ(Vespa ducalis)営巣地の様子を午後に見に行くと、コロニーは完全に解散したようで、出入りする蜂は一匹も見かけませんでした。
未だ昼間ですけど、巣穴の奥に赤外線のビデオカメラを突っ込んで内部を暗視動画撮影してみました。
巣口のすぐ右横に外皮の破片が見えました。
真上にはキノコが一本生えてます。
ヒメスズメバチの食べ滓を栄養源にして育ったキノコだとしたら興味深いのですが、巣盤との位置関係が未だよく分かりません。
右上奥に巣と数匹の蜂がチラッと写りましたが、撮影中は気づきませんでした。
攻撃してこなかったのは、ワーカー♀ではなく性質が穏健な新女王である証拠かな?
もし白色LEDを点灯していたら、攻撃されたかもしれません。(防護服が無いので、無茶して危険な実験はできません。)
1/5倍速でスロー再生すると、5、6匹の♀が巣盤でウロウロしていました。
巣の外被は上半分しか無くて底が抜けています。
巣を壊された後で少し再建したのかもしれませんが、定かではありません。
おっかなびっくり液晶画面を見ながらの撮影はとても難しかったです。
内視鏡のようなファイバースコープカメラが欲しいところ。
数時間後の夕方に再訪しても巣穴から蜂の出入りが無いことを確認しました。
次回は、念の為に巣を発掘調査してみるつもりです。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→#8:コロニー解散後のヒメスズメバチ営巣跡の調査
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