2015年9月中旬
山間部の峠道で遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れが遊動した結果あちこちに散開したので、どの個体を撮ろうか目移りしてしまいます。
急斜面に聳え立つホオノキ高木の樹冠で1頭の猿が枝に腰掛けて何やら食事中です。
枝葉に隠れて見えにくいのですけど、採食メニューはおそらく果実のようです。
高所を見上げる撮影アングルで腰が痛くなり、もう限界でした。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
当地のニホンザルは、四季を通してホオノキの蕾、花、実を利用していることが分かりました。
▼関連記事
ホオノキの花と蕾を採食する野生ニホンザルの群れ
【追記】
『SNOW FOREST 冬の森へ:Winter Field Guide』p57によると、ホオノキの
長さ10〜15cmの細長い果実は、実が多数集まってできたもので、秋に熟すと裂けて、中の赤い実を白い糸でぶら下げます。熟すことなく黒っぽく変色し、枝先に残ったり、雪上に落ちているのを見ることがあります。
この「白い糸」とは植物繊維ではなくて、種子を守る粘液がまるで納豆の糸のように伸びたものです。(粘液が糸を引いた状態)
【追記2】
ニホンザルが食べていたのは、ホオノキ集合果の中の袋果だと思われます。
種子を包んでいる薄い果肉が目当てなのでしょう。
もし種子ごと丸呑みしていれば、ホオノキの種子散布に貢献していることになります。(被食型の動物散布)
関連記事(11年後の撮影)▶ ホオノキの樹上で巨大な集合果をこじ開けて種子を食べるハシブトガラス(野鳥)種子散布
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