2015年9月中旬
山間部で遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata fuscata)の群れを観察中に、
ヒトと同様の生理的な現象なのか、それとも犬歯を誇示して軽く威嚇しているのでしょうか?
欠伸のように見えて実は微かに鳴き声を発している可能性もありますかね?
シーン1:
発情した♂成獣(発達した睾丸と顔が紅潮)が木に登り、葉陰に隠れつつ枝に腰掛けて欠伸しました。
シーン2:
同一個体が木を少し下り、再び枝に座って欠伸しました。
下でカメラを向けている私が気に入らなくて、威嚇誇示しているように感じました。(考えすぎかな?)
シーン3:
発情♂や子連れ♀、子猿などの群れが車道を横断し、ガードレールの下をくぐって斜面に遊動。
初めの発情♂が道端に座って欠伸しました(犬歯を見せる威嚇?)。
近くに来た猿とは視線を合わせておらず、誰に対する威嚇なのか不明です。
いずれも発情♂の行動だったのは偶然でしょうか?
猿同士が明らかに争っている文脈ではなく、ガッガッ♪という強い威嚇の鳴き声も発しませんでした。
『ニホンザル観察事典』p25によると、
強いサルがけんかの際に相手を威嚇するときには、目を大きくひらき、上あごのキバをかくして口をつきだし、ガッ・ガッと鳴きます。反対に、弱いサルは、口を大きくあけて歯をむきだしにし、伏せ目がちの泣きっ面でギャー・ギャーと鳴きさけびます。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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