フタモンアシナガバチ営巣末期の扇風行動
2015年9月中旬
農村部の物置小屋の軒下に毎年フタモンアシナガバチ(Polistes chinensis antennalis)が集団営巣しています。(巣が横に並んでいる)
定点観察には通えなかったのですが、今年もかなり大きな巣が形成されていました。
コロニーの末期で既に雄蜂や新女王も多数羽化しています。
巣盤天井の縁(画面の左下)に居た♀が巣盤に止まったまま断続的に羽ばたき始めました。
近くには♂しか居ないので誇示行動ではないと思うのですが、扇風行動なのでしょうか?
しかし全ての育房は羽化済みで、高温から守るべき蜂の子(幼虫や蛹)はもう居ません。
おそらく蜂の子の有無に関わらず、巣上で自分が暑く感じたら扇風行動が解発されるようにプログラムされているのでしょう。
肝心の気温を測るのを忘れました。
撮影アングルを少し変えると、巣盤天井の縁(画面の上)で扇風行動をしている別個体の翅だけが見えました。
♂も扇風行動するのか非常に興味があるのですけど、残念ながら性別不明です。
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