2013/03/03

タケニグサ葉裏の初期巣で肉団子を咀嚼するキボシアシナガバチ創設女王



2012年7月下旬

道端で背高く伸びたタケニグサの葉裏にキボシアシナガバチPolistes nipponensis)の創設女王が営巣していました。
育房内には卵と幼虫だけで、未だワーカーの羽化していない初期巣のようです。
この時期にしてはかなり営巣が遅れた巣です。
おそらく何らかの理由で新しく巣を作り直したものと思われます。

女王蜂は狩りから戻った直後のようで、下向きの巣に脚でぶら下がりつつ獲物の白い肉団子を咀嚼しています。
アシナガバチの創設女王は穏やかな性質であることが普通ですが、珍しく気が荒い個体でした。
間近でストロボを焚いたり接写を続けていたら警戒が高まり、怒って飛びかかって来ました。
肉団子ができたら幼虫に給餌するはずですが、女王様の逆鱗の触れてしまったので、おとなしく退散しました。


初期巣の育房内には幼虫と卵




初期巣@タケニグサ葉裏・全景

やや警戒している。翅を半開きにすると危険の兆し。

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