藤の種子と蔓の皮を採食するニホンザル♀
2013年1月下旬
雪山で野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れを追っていると、樹上から何かをバリバリ噛み砕く音が響いてきました。
見上げると、木に登った猿が枝に絡みついたフジの蔓から細長い豆果を次々ともぎ取り、採食しています。
固い豆果を歯で割ると、中の種子をほじくり出して食べているようです。
種子は樹皮よりも遥かに栄養価が高そうです。
里の集落から猿を追い払うため爆竹を連射する音が聞こえてきます(猿害対策)。
麓で悪さをしていた(?)猿の一群が慌てたように続々と山へ逃げ込んできます。
一方、樹上の猿は振り返り、豆果を落としました。
犬の鳴き声のようなニホンザルの警戒声も遠くから聞こえてくるので、そちらを見下ろしています。
しかし自分には危険がないと分かると、枝に座ったまま採食を再開。
写真では胸に乳首を認めたので、素人判断で若い♀なのかな?と思いました。
しばらくすると私が更に近づいたため、樹上の2頭が逃げるように相次いで木を下り始めました。
初めの一頭は地上の雪道を逃げ去り、もう一頭は低い枝に留まり採食再開。
後ろ姿で分かり難いのですけど、今度はフジの蔓を引き寄せて樹皮を直接齧っているようです。
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