2025/10/30

カモシカの溜め糞場がある林床で餌を探す野ネズミ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年8月上旬・午後22:30頃 

ニホンカモシカCapricornis crispus)の溜め糞場sr2がある里山の混交林である晩、野ネズミ(ノネズミ)が林床をウロチョロと横切りました。 
餌を探し歩いているようです。 

もしも岩塩プレートが気になってミズナラの幹に登ったりしたら、木登りが得意なヒメネズミApodemus argenteus)ということになります。 
しかし今回の野ネズミは、気づかなかったのか、それとも木登りができないアカネズミApodemus speciosus)なのか、とにかく林床で活動しているだけでした。 


つづく→

クズの葉の向日回避運動(調位運動)と蔓の旋回運動【4000倍速映像】

 



2024年8月上旬〜中旬 

クズの葉の調位運動(日光に対して位置を調節する運動)をタイムラプス専用カメラ(Brinno TLC200)で2回目の微速度撮影をしてみました。 
西向きの土手を覆い尽くすように蔓延るクズ群落を横からではなく、下から見上げるアングルで撮ることにしました。 
三脚は同時進行中の他のプロジェクトで使っているので、持参した細竹の廃材4本を針金で束ねて三脚(四脚)を現場で自作しました。 
強風が吹いたら倒れそうですが、軽いカメラなので大丈夫でしょう。 

前回の反省を活かして、30秒ではなく20秒間隔のインターバル撮影です。 
このカメラ機種にはストロボが内蔵されておらず、赤外線による夜間の暗視撮影もできないので、就眠運動の記録はできません。 
明るい昼間だけ(午前4:30〜午後19:00)自然光下で撮影するようにタイマーを設定しました。 
カメラを8日間(8/5〜8/13)放置して撮れた定点映像を早回し加工した、20x20x10=4000倍速動画をご覧ください。 

8/15に現場入りすると、カメラの防水ケース内に水滴が結露していて焦りました。 
幸い、中のカメラは壊れておらず、記録メディアの容量一杯まで撮り切っていました。 
即席の三脚(四脚)でもアングルが途中でずれることなく、狙ったアングル通りにしっかり固定されていました。 
日が落ちる時刻が少しずつ早まり、後半になると、晩にしっかり暗くなります。 

クズの葉の向日回避運動(調位運動)がしっかり撮れていました。
夏の太陽が高く登ると、葉柄にある葉枕の動きによって小葉の角度が立ってきて、葉が互いに合わさるように閉じます。 
まるで二枚貝の殻がパタンと閉じるようです。 
光合成するには日照が強すぎて、葉から蒸散で乾燥してしまうので、対策が必要なのです。 
曇ったり雨が降ったり、夕方になって日が沈んだりすると、葉枕が逆に動いて、葉が元のように開きます。 
毎日のように雨が降りますが(夕立?)、晴れるとすぐにレンズが乾きます。 
クズの葉が大きく育ちすぎると、葉が重すぎて調位運動ができなくなりますから、葉の大きさには上限があるはずです。 

赤紫色のクズの花穂が2つだけ写っています。 
蔓の先端部がぐるぐる回りながら伸びていく旋回運動も2本、記録されていました。 
不思議なことに、今回は旋回の向きが前回とは逆でした。
定説ではクズの蔓の旋回運動は、植物から見て右回り(時計回り)のはずなのに、逆向きだったのです。
関連遺伝子が変異した株の蔓をたまたま撮影したのでしょうか?


※ 動画編集時にコントラストを少し上げました。 


満足できるタイムラプス映像が撮れたので、プロジェクトを打ち切ってカメラを撤去しました。 


 

↑【おまけの動画】 
早回し加工する前のオリジナル素材の400倍速映像です。 
動きが遅い長編動画なので(32:57)、ブログ限定で公開しておきます。 


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2025/10/29

真夏の水溜りで一緒に水を飲むニホンカモシカの母子【トレイルカメラ】

 



2024年8月上旬〜中旬 

シーン0:8/1・午前11:47・晴れ・気温35℃(@0:00〜) 
シーン0:8/1・午後12:23・晴れ・気温33℃(@0:03〜) 
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。 
山林の中に少し開けた湿地帯があり、湧き水が滲み出して浅い水溜りになっています。 
点在する水溜りS、Nに来る生き物を2台の自動撮影カメラでそれぞれ監視しています。 
この期間に登場したニホンカモシカCapricornis crispus)の母子をまとめてみました。 


シーン1:8/2・午前10:23・晴れ(天気雨)・気温27℃(@0:07〜)
水溜まりSの左端でカモシカの母子が仲良く並んで水を飲んでいました。 
奥にいる個体が幼獣で、手前が母親♀です。 

水を飲み終えると、左の死角に立ち去りました。 
カメラの画角をもっと左にずらして設置すべきでしたね。 
晴れていても小雨がぱらついているようで、水溜りの水面に波紋がポツポツと広がります。 


シーン2:8/19・午前11:09・晴れ・気温28℃(@0:24〜) 
17日後にも子連れのカモシカ♀が水場に現れました。 
真夏の日差しが強いせいで、木漏れ日と木陰のコントラストが大きいです。 
連日の日照りで泥水溜りSがかなり干上がり、小さくなっています。 

今回もカモシカの母子が岸辺に仲良く横に並んで、泥水を飲んでいました。 
途中から警戒を解いたのか、もう少し画角の右に来てくれました。 
上空を飛ぶヘリコプターの騒音を気にしながら、水場にしばらく佇んでいます。 
苦労して泥濘を右に横切りました。 

湿地帯の泥濘からひょろひょろと生えた細い灌木(樹種不明)の葉裏の匂いをカモシカ♀が嗅ぎ、顔の眼下腺を擦り付けました。(@1:34〜) 
 角がまだ生えていない当歳仔の幼獣は、同じ枝先の匂いを嗅いだものの、自らは眼下腺マーキングをしませんでした。 

カモシカ母子はカメラのすぐ前を通って、右へ立ち去りました。 
後に現場検証すると、泥濘に深く潜ったカモシカ母子の蹄跡がくっきり残されていました。 


シーン3:8/19・午前11:13・晴れ・気温28℃(@2:11〜) 
2分後に、同一個体のカモシカ幼獣が、少し離れた水溜りNにも水を飲みに来ていました。 
こっちの水溜りNでの飲水シーンは初見です。 
当歳仔のカモシカが水溜りNの深みに足を踏み入れると、メタンガスの泡がブクブクと立ち昇ります。
カモシカ幼獣は右前脚で水底の泥を激しく掻きました。 (@2:22〜)
ただの幼児らしい水遊びなのか、それとも水溜りの底を深く掘っているのかな? 
泥で濁った水を平気で飲んでいます。 

やがて身を翻して左に走り去りました。 
先行する母親♀からはぐれないように、慌てて追いかけて行ったのでしょう。 


※ 水音や泥濘を歩く音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


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