2024/12/18

雪山の溜め糞場に来て雪面の匂いを嗅ぎ灌木に眼下腺マーキングするニホンカモシカの母子【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年1月中旬 

シーン1:1/9・午後14:01・くもり・気温11℃(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
雪が積もった里山で、スギの木の下に見つけたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr2をトレイルカメラで見張ることにしました。 
周囲はスギと雑木(ミズナラやアカマツ、ハリギリなど)の混交林です。 
画面の左下から右上に向かって山の緩斜面になっています。 
奥には巨大な倒木(落葉性広葉樹)が見えます。
スギ樹上からの落雪により雪面は荒れていて、落葉落枝も散乱しています。 
カモシカの残した複数の糞塊は、雪で埋もれてしまって見えません。 


シーン2:1/11・午後21:56・気温-4℃(@0:03〜) 
晩に左奥から登場したカモシカ成獣が、細い落葉灌木の幹に顔の眼下腺をゴシゴシと擦り付けてマーキング(匂い付け)しています。 
左から幼獣が登場して成獣に寄り添いました。(@0:13〜) 
したがって、この2頭は親子(母子)と分かりました。 

母親♀は早々に左へ立ち去りました。 
残った幼獣は、雪に埋もれた溜め糞場sr2の匂いを頻りに嗅ぎ回っています。 
幼獣が頭を下げると、短い角が見えました。 


シーン3:1/11・午後21:57(@1:03〜) 
結局、長居した幼獣も溜め糞場sr2では排泄しないで、立ち去ってしまいました。 
母親の後を付いていったのかと思いきや、幼獣は単独で少し離れた地点の塒に向かいました。(つづく) 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
前季から見張っていた溜め糞場sr1にはカモシカが来なくなってしまったので、全く別の地点にある溜め糞場sr2にトレイルカメラを設置し直すことにしました。 
実は私が監視カメラを設置する前にスコップでスギ立木や倒木の下の雪を掘り返してカモシカの糞塊を確認したので、溜め糞場sr2を荒らしてしまったことになります。 
(雪を埋め戻したつもりですが、それでも不自然でした。) 
次にカモシカが来るまでに新雪が積もれば私の狼藉は隠蔽されたのかもしれませんが、暖冬で雪は降りませんでした。 
せっかく溜め糞場sr2に来てくれたニホンカモシカの母子は異変を感じて警戒し、ここでは排便しなかったのかもしれません。 




雪面に風散布されたオオウバユリの種子

2023年12月下旬・午後・晴れ 

平地の落葉した二次林を歩き回ると、雪に覆われた林床でオオウバユリが枯れていました。
その株の真下の雪面に種子が散乱していました。 
開裂した蒴果から翼の付いた種子が風散布された好例です。
地面よりも雪面に落ちたオオウバユリ種子の方がよく目立ちます。 
親株の根元から各種子への距離を測定してグラフに描けば、風散布の立派なデータになりそうです。

関連記事(3年前の撮影)▶ オオウバユリ種子の風散布を実演してみる


植物学の用語で理解が曖昧なまま使っているものを、この機会に復習してみました。 
百科事典や植物図鑑の解説で用語の定義を読むだけではなかなか頭に入らないので、AIのGeminiに質問してみました。 
たちどころに専門的な回答が自動生成されて、とても勉強になりました。
ただし、回答をダブルチェックする必要があります。
さらに疑問があれば、AIと質疑応答を重ねて自学自習を深めることが出来ます。
なかなかすごい性能です。
調べ物をする際に誰もインターネットを検索しなくなる(誰もググらなくなる)時代がすぐそこまで来ていることを実感します。
私はベンチャー起業のGoogleが興隆して検索の覇者へと登り詰める過程をつぶさに目撃してきました。
そのGoogleが危機感を覚えて、Geminiの開発・改良に死物狂いで全力を注いでいるのも納得です。



Q: オオウバユリの実が翼果ではなく蒴果とされているのはなぜか? 
翼果のように見えるのは収斂進化なのか? 


A: Gemini1.5の回答
オオウバユリの実が翼果ではなく蒴果と分類される理由、そして翼果のように見える理由について、詳しく解説していきます。 
オオウバユリの実が蒴果である理由 
蒴果とは、複数の種子を含む果実が成熟すると裂開し、種子を散布するタイプの果実です。オオウバユリの実は、この蒴果に分類されます。 
  • 構造: オオウバユリの実は、複数の室に分かれており、各室に多数の種子が詰まっています。成熟すると、これらの室が裂開し、種子が外に飛び出す構造をしています。 
  • 種子の特徴: オオウバユリの種子は、比較的大きく、扁平な形をしています。種子の周囲には、薄い翼状の構造が見られます。この翼状の構造は、風によって種子を遠くに運ぶための適応と考えられています。 
翼果との違い 
翼果とは、果皮の一部が薄く広がって翼状になり、風によって種子を遠くに運ぶための適応が見られる果実です。カエデの種などが代表的な例です。 
オオウバユリの種子も翼状の構造を持っていますが、果実全体が裂開するという点が、翼果とは大きく異なります。翼果は、果実全体が一つのもので、種子が翼と一緒に風に乗って飛んでいきます。 
翼果のように見える理由:収斂進化の可能性 
オオウバユリの種子が翼状の構造を持つにも関わらず、蒴果に分類されるのは、収斂進化が考えられるためです。 
  • 収斂進化: 異なる系統の生物が、同じような環境に適応する過程で、似たような形質を獲得することを収斂進化といいます。 
  • 風散布への適応: オオウバユリとカエデのように、異なる種類の植物が、どちらも種子を風によって遠くに運ぶという同じ環境への適応として、翼状の構造を獲得したと考えられます。 つまり、オオウバユリの種子の翼状の構造は、カエデの翼果と似た機能を果たしていますが、その構造が進化してきた過程は異なる、というわけです。 
まとめ 
オオウバユリの実は、その構造から蒴果に分類されます。種子の翼状の構造は、風散布のための適応であり、カエデの翼果との類似性は収斂進化の結果と考えられます。 
ポイント: 
  • 蒴果:複数の種子を含む果実が裂開する 
  • 翼果:果実全体が翼状になり、種子が翼と一緒に飛ぶ 
  • 収斂進化:異なる系統の生物が、同じような環境に適応して似た形質を獲得する
オオウバユリの実は、植物の多様な進化の過程を垣間見せてくれる興味深い例と言えるでしょう。



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初冬に山麓の歩道を遊動するニホンザル♀♂の群れ

 

2023年12月中旬・午後15:10頃・くもり 

山麓で遭遇した野生ニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)の群れが、コンクリートで舗装された歩道を次々に遊動して行きます。 
歩き去る後ろ姿にズームインすると、発情した成獣♂は顔も臀部や睾丸も紅潮していてよく目立ちます。 
歩いたり走ったりすると、赤くて大きな睾丸が揺れてよく目立ち、いかにも♀にとってセックスアピールになっていそうです。 
秋から冬にかけて、ニホンザルの繁殖期(発情期)です。
一方、若い♂の睾丸は白いままでした。 
若い♀の尻は赤くありません。(未発情) 

老若男女で構成されたニホンザルの群れは、この日の塒(ねぐら)となるスギ林を目指して、三々五々遊動しているようです。 
私も静かにゆっくり猿の群れを追いかけながら、動画を撮りました。 
撮影する私の横を迂回して通り過ぎたり、振り返りながら早足で逃げる個体は、私を警戒しているようです。

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