2024/12/14

スギ樹上に貯食していたドングリを厳冬期に回収するカケス【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2024年1月中旬 

シーン1:1/9・午後13:12・気温13℃(@0:00〜) 
雪が積もった里山で、スギの木の下にあるニホンカモシカの塒(ねぐら)を自動センサーカメラで見張っています。 
画面の右端から左に向かって、スギの幼木が斜めに倒れかけています。 
その状態でも枯死してはおらず、常緑の葉が茂ったままです。 
林業の観点からは間伐の対象とすべきなのですが、カモシカにとっては塒の目隠しになっています。 


シーン2:1/15・午後14:17・気温-4℃(@0:03〜) 
雪がしんしんと降る昼間に、スギ斜め倒木に1羽のカケス(Garrulus glandarius)が止まっていました。 
冠雪した枝葉に頭を突っ込んで、何かを探しています。 
貯食していたドングリ(堅果)を咥えて上へ飛び去りました。 

最後にカケスはスギ樹上の死角から下の雪面に素早く飛び降りました。 
このときドングリを咥えているかどうか不明です。 
その場でドングリを食べて(飲み込んで)しまったのか、それとも別な場所に隠し直したのでしょうか? 
1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイしてみましょう。(@0:37〜) 


※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


【考察】
フィールドにトレイルカメラを設置すると、偶然に面白い映像がたまに撮れるのが、トレイルカメラの醍醐味です。
カケスが貯食物を冬に回収するシーンを初めて観察することが出来ました。

現場は山の斜面に植林したスギ林の上端部で、その上はカラマツ林となっています。 
ドングリが実る樹種(ミズナラやコナラ)は隣接して生えていません。 
したがって、ドングリ堅果がスギ斜め倒木の枝葉の中に自然に落ちて引っかかっていたはずがありません。 
カケスが秋に近くの雑木林から拾ってきたドングリを、そこに隠しておいて、餌の乏しい厳冬期に記憶を頼りに取り出しに来たのでしょう。 
前回の登場シーン(10日前の撮影)を慌てて見返してみたのですが、カケスが斜め倒木の枝葉にドングリを持ち込んで隠した証拠映像は撮れていませんでした。
スギの立木ではなく斜め倒木を隠し場所に選んだのは、覚えやすいようにするためではないかと思います。

スギ斜め倒木の枝葉にカケスの貯食物が大量に隠されているのかと期待して、後日、現場入りしたときに探ってみたのですけど、何も見つかりませんでした。
あちこちにドングリを1個ずつ分散して隠してあるのでしょう。(リスクヘッジ)


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2024/12/13

厳冬期のホンドタヌキが雪山の斜面を掘って採食?【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年1月中旬

シーン0:1/9・午後12:38・晴れ(@0:00〜) 
雪の積もった里山でスギ植林地に残されたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr1をトレイルカメラで見張っています。 
画面の手前から奥に向かって斜面を見上げるアングルになっています。 
林床の雪面にはスギの落葉落枝が散乱しています。 
カメラの設置画角を失敗してしまい、肝心のカモシカ溜め糞は画面の左下隅になってしまいました。 

♀♂ペアと思われるホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の登場シーンを以下にまとめました。 


シーン1:1/12・午前2:46(@0:06〜) 
深夜に、2頭のタヌキが縦列で雪山の斜面を左下から右上へ横切ります。 
雪面が硬く凍結していて、タヌキが歩いても足が潜りません。 
先行する個体が立ち止まって、何かを始めました。 
どうやら凍結した雪面を掘り始めたようですが、後ろ姿で前脚の動きが見えません。
最後は右の谷へと立ち去りました。 
その間に後続個体は、穴掘りに夢中のパートナーを放って左へ行ってしまいました。 

タヌキによる雪山での穴掘り採食シーンを1.5倍に拡大した上でリプレイ。(@1:05〜) 
雪の下から苦労して掘り出した餌を結局食べたのかどうか、はっきり分かりませんでした。
例えば雪面を歩くセッケイカワゲラを見つけて捕食を試みたものの雪の中に逃げられたのではないか?と勝手に想像してみたのですが、タヌキは夜の暗闇で果たして小さな虫を見えるのでしょうか?(見えなくても鋭い嗅覚と聴覚でカバーできるのか?)


シーン2:1/15・午前5:30(@1:51〜) 
雪が降る未明に1頭のタヌキが、スギの根元で雪面の匂いを嗅いでいました。 
雪で埋もれたカモシカの溜め糞場sr1をうろついてから、手前へ立ち去りました。 
左下から後続のパートナーが登場し、右上奥へ向かいました。 

餌の乏しい厳冬期で飢えたタヌキはカモシカの糞塊を雪の中から掘り出して食べてもおかしくないかな?と予想しているのですが、食糞はまだ実際に観察したことがありません。

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


ヒャクニチソウの花蜜を吸い飛び回るイチモンジセセリ【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年9月上旬・午後12:10頃・晴れ 

郊外で民家の裏庭の花壇に咲いた色とりどりのヒャクニチソウ(百日草)の群落でイチモンジセセリ♀♂(Parnara guttata)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
イチモンジセセリはいつものように翅をしっかり閉じたまま、口吻を伸ばして吸蜜しています。 

ヒャクニチソウの花から次の花へ飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:09〜) 
この花壇には、ピンク系統だけでも様々な色の花弁のヒャクニチソウが咲いていました。

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