2024/08/22

晩秋の深夜にアナグマの営巣地を野ネズミが探餌徘徊【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年11月上旬・午後23:05・気温4℃ 

晩秋の真夜中に野ネズミ(ノネズミ)が単独でニホンアナグマ(Meles anakuma)の営巣地(セット)に現れました。 
巣口Lの縁をウロチョロしていたものの、中には侵入しませんでした。 
二次林の落ち葉に覆われた林床で餌を探し歩いています。 
かなり冷え込む気温ですが、まだまだ野ネズミの活動限界ではないようです。 

イモカタバミの花でクロホウジャク(蛾)が吸蜜ホバリングしながら排尿【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2023年11月上旬・午後15:10頃・晴れ 

大通りの歩道の花壇に咲いたイモカタバミの群落でクロホウジャク(Macroglossum saga)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 

高速で休みなく羽ばたいてホバリング(停空飛翔)しながらイモカタバミの花蜜を吸っています。 
細長い口吻の先端部に橙色の花粉が付着していることから、この蛾はイモカタバミの送粉者として働くことが分かります。 

車が横を通りかかると飛んで逃げるものの、すぐに舞い戻って来ます。 
蜜源植物としてよほど気に入ったのでしょう。 
ホバリングの性能が高く、横から風が吹いていても安定に姿勢を制御できます。 

クロホウジャクの吸蜜ホバリングを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:24〜) 
撮影中は気づかなかったのですが、停飛しながら透明の液体を何度も放出していました。 
腹端よりも少し前に肛門(排泄孔)があるようです。 
軽量化のために吸蜜しながら余分な水分を排泄しないといけないということは、イモカタバミの花蜜は濃度が薄くて水っぽいのかもしれません。
この日は雨が降らなかったので、もしかすると近隣住民が花壇の花にかけてやった水がイモカタバミの花筒の奥に溜まって花蜜が薄まったのかな?

関連記事(3、7年前の撮影)▶  


最後は右に急旋回しながら飛び去ろうとしたら、イモカタバミの別な花にクロホウジャクの顔がぶつかったのはご愛嬌。 


つづく→別の種類の花にも吸蜜ホバリング

2024/08/21

熊よけの鈴とラジオを鳴らしながら山道を登ってくるヒトが近づくとニホンカモシカ♀は…

 



2023年10月下旬・午後14:45頃・くもり 

山道の脇で灌木の葉をのんびり採食していたニホンカモシカ♀(Capricornis crispus)が急に身を翻して林道に出てきました。 
明らかに緊張した表情です。 

後で分かったことですけど、2人の登山客(キノコ狩りの老人♂)がつづら折れの山道を下から登ってきたのをカモシカが鋭い聴覚で聞きつけたのです。 
動画の音量を上げても聞き取れませんが、模範的な登山客は熊よけの鈴を鳴らし、携帯ラジオも大音量で鳴らしていました。 
(これで熊よけスプレーも持参していたら、ツキノワグマ対策は万全です。) 

この騒音を嫌った野生のカモシカ♀は、助走をつけてから林道の法面を駆け上がり、逃げて行きました。 
若い雑木が生い茂る斜面に隠れると、カモシカの地味な灰色の毛皮はまるで目立たなくなります。 
カモシカの逃避行動(逃走シーン)を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:18〜) 

今回は道幅が広い上に山道の両側にカモシカの逃走経路が残されていたから良かったものの、狭い山道の前後をヒトに挟まれて追い詰められたと感じたカモシカは、パニックになって私の方に突進してきた可能性もありそうです。 
いざというときのために、私もフィールドでは熊よけスプレーと鈴を常に携帯しています。 
熊よけの鈴は、TPOに応じて消音できるストッパー付きの物が便利です。 

以上で三部作の完。 
野生のカモシカに餌付けなんかしなくても、じっくり時間をかけて人馴れ(ヒト付け)させれば、このように長時間の直接観察が可能です。
やり方が分かれば、あとはひたすら山に通って観察の回数を増やすだけです。


【追記】
時と場合によって違うようですが、ニホンカモシカの中には、登山者が鳴らす熊よけの鈴の音を聞くと、逆に興味津々で近寄って来る個体がいます。

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