2024/02/01

強風の日にウィンドサーフィンや掴み合いの空中戦を楽しむハシボソガラスの群れ(野鳥)

 

2023年6月上旬・午後15:15頃・晴れ 

山麓の農村部にそびえ立つ2本のスギ(杉)高木の梢からハシボソガラスCorvus corone)の群れが繰り返し飛び立っていました。 
晴れているものの強風が吹き荒れる日で、樹上のカラスは軽く飛び上がると翼の角度を少し変えるだけで急上昇したり急降下することが可能です。 
隣の木にふわりと飛び移りました。 
4羽のカラスが強い逆風を利用してウィンドサーフィン(風乗り遊び)を楽しんでいるようです。 

樹冠に止まった個体がお辞儀をしながら鳴いていますが、風切り音がうるさくて聞き取れません。 
鳴き声が聞こえなくても、鳴き方の姿勢だけでハシボソガラスと分かります。 

杉の木から相次いで飛び上がった2羽が空中で互いに追いかけっこを始めました。 
強風で流されてしまうスリルが楽しいのでしょう。 
元の止まり木に戻るのも大変で、強風に逆らって必死で羽ばたいています。 

強風下の空中戦を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:20〜) 
空中で互いに足で蹴り合ったら絡み合ってしまい、きりもみ状態で落ちていきます。 
地上に墜落する寸前で離れました。 
まるで本で読んだことのある猛禽類の求愛行動みたいです。 

空中戦も含めて遊びの行動だと私は解釈しましたが、止まり木を巡る本気の縄張り争いだった可能性もありますかね? 
スギ樹上に塒入りするにはまだ早い時間帯でした。 


関連記事(2、7、10年前の撮影)▶  

2024/01/31

ヨモギの茂みに隠れて騒がしく兄弟喧嘩をしていたホンドタヌキの幼獣が巣穴に隠れた

 



2023年6月上旬・午後12:45頃・晴れ 

ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)の営巣地をトレイルカメラで監視しています。 
カメラの電池を交換するために森を抜けて休耕地へ向かっていると、林縁の原っぱでヨモギの茂みが一部だけ不規則に揺れていることに気づきました。 
風による振動にしては不自然です。 
クズの蔓もヨモギの群落に覆いかぶさるように伸びています。 
初めは鳥の鳴き声しか聞こえませんでしたが、耳を澄ますと、時々なんとも形容し難い奇妙な鳴き声や唸り声もかすかに聞こえてきました。 
※ 鳴き声が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

おそらく巣外に出てきたタヌキの幼獣が草むらに隠れて格闘遊び(兄弟喧嘩?)をしてはしゃいでいるのではないか?と想像しました。 

離れたところからしばらく長撮りしても、タヌキの幼獣はヨモギ群落の外に姿を現してくれませんでした。 
親の言いつけをしっかり守っているのか幼獣の生まれついた本能なのか知りませんが、明るい昼間は天敵(捕食者)に襲われる心配があるので、草むらに隠れて過ごすようです。 
例えば、ノスリなどの猛禽類が休耕地で獲物を狙っているかもしれません。 

関連記事(11日前の撮影)▶ 夕暮れの樹上で鳴く♪ノスリ(野鳥) 


別の用事を済ませてから20分後。 
ヨモギの茂みを揺らしていた生き物の正体を突き止めるために、動画を撮りながらゆっくり近づいてみました。 
(獣ではなく野鳥の可能性も考えられます。) 
ヒメジョオンの白い花が咲き乱れる休耕地の草むらには、獣道が何本も縦横に形成されていました。 
私が近づくと外で遊んでいたタヌキ幼獣は慌てて巣穴に逃げ込むだろうと予想したものの、雑草の草丈が高くて逃走シーンは見えませんでした。 

ヨモギの群落を回り込んでからタヌキの巣口aにズームインすると、穴の奥から2頭の幼獣が顔だけ出して、つぶらな瞳で私を不思議そうに見上げていました。 
巣口の手前に生えたクズの蔓が邪魔で、どうしても前ピンになってしまいます。 
私が横に少し動くと、ホンドタヌキの幼獣は警戒して巣穴の奥に逃げ込んでしまいました。
人懐っこく外に出て来られる方が困ってしまうので、ヒト(怪しい侵入者)を恐れてくれて一安心。
あれほど元気に騒いでいたのに、私と対峙している間、幼獣は鳴き声を全く発しませんでした。 
巣口でミドリキンバエ?が飛び回っています。 
親ダヌキの姿を全く見かけませんでしたが、採餌に出かけているのか、日中は巣穴の奥でぐっすり寝ているのでしょう。
近くにあるもう一つの巣穴bには近寄らず、写真を撮っただけで私はタヌキの営巣地から撤退しました。 




この後も無人カメラでの監視をしばらく続けたのですが、何も撮れなくなってしまいました。
私の干渉を嫌がってタヌキの家族が巣穴を放棄して出て行った訳ではありません。
初夏は植物の成長が旺盛で、原っぱにあるタヌキの巣穴が雑草ですっかり覆い隠されてしまったからです。
タヌキ成獣の体高よりも雑草の草丈の方が高くなりました。
風が吹く度に草木が揺れてカメラのセンサーが誤作動することが多く、無駄撮りばかりになります。
かと言って、営巣地の草刈りをする訳にはいきません。
あれこれ試行錯誤したのですけど、タヌキ営巣地の撮影は泣く泣く諦めました。
ドローンを飛ばして上空から空撮するか、高木に登って樹冠にトレイルカメラを設置するしかなさそうですが、高所からでは暗視カメラの赤外線が届かなくなりそうです。
長い空白期間の後、原っぱが冬枯れしてから再開します。
巣口b

カキノキの雌花で吸蜜するニホンミツバチ♀

 

2023年6月上旬・午後15:45頃・晴れ 

民家の庭に植栽されたカキノキに黄白色の花が咲きました。 
柿の木なんて田舎ではあちこちにありふれているのに、恥ずかしながらこれまで私は柿がいつどんな花を咲かせるのか意識したことがありませんでした。 
虫媒花ならもっと目立つ香りの良い花に進化しても良さそうなものなのに、こんな地味な花なのだと初めて知りました。 
カキノキの下で花見をする酔狂な人は居ません。
雌雄同株で雄花と雌花が別々に咲くらしい。 

カキノキにニホンミツバチApis cerana japonica)のワーカー♀が何匹も飛び回って訪花していました。 
ニホンミツバチ♀が正当訪花を繰り返しているのは萼が大きい雌花で、雌しべ1個と退化した雄しべが8個あるらしい。 

秋に熟した果実を収穫したり食べたりするときに、いわゆる「ヘタ」と呼ばれる部分が雌花の萼です。

葯の無い雌花からは集粉できませんから、ニホンミツバチ♀は花蜜を吸うだけです。 
したがって、後脚の花粉籠が空荷なのも当然です。 

カキノキの花は真下に向かって開くので、枝の下に潜り込んで花を見上げて撮影する必要があり、逆光になってしまいました。
写真ではストロボを焚けばきれいに撮れますけど、動画は編集時に逆光補正しても限界があります。
 

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