2023年6月上旬
休耕地に営巣したホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の家族を自動センサーカメラで見張っています。
シーン1:6/1・午後23:14・気温18℃・小雨(@0:00〜)
小雨がぱらつく深夜に、親タヌキが1頭の幼獣aを口に咥えて原っぱを右に運び、奥の巣穴に運び入れました。
手前に生い茂るヨモギの群落が邪魔ですけど、手前にある別の巣口で複数頭の幼獣が待っていて(冒頭の赤丸に注目)、ミャーミャー♪と猫のような鳴き声を発しました。
親タヌキがすぐにまた巣穴から外に出てきて、原っぱで夜遊びしている幼獣たちの元へ向かいました。
せっかく巣穴に連れ戻した幼獣aが、その間に巣口に出てきてしまっています。
親が次の1頭bの首筋を咥えて奥の巣穴へ搬入します。
原っぱに残された幼獣2頭c,dが相次いで駆け出し、自力で親ダヌキを追いかけて行きました。
この映像を見る限り、少なくとも計4頭の幼獣が育っていることになります。
シーン2:6/1・午後23:29・気温18℃・小雨(@1:04〜)
約13分後、奥の巣口付近の原っぱで、1頭の幼獣が元気に飛び跳ねています。
独りで深夜の原っぱを探索しているようです。
別個体の幼獣が巣口に居残っている姿も草葉の陰からちらっと見えています。
シーン3:6/1・午後23:30・小雨(@2:03〜)
気温24℃と表示されているのは異常値(暗視動画の連続撮影によるカメラの放熱)です。
原っぱで独り遊んでいた幼獣を親タヌキが連れ戻しに来ました。
首筋を咥えられた幼獣はおとなしく巣穴へと運ばれて行きます。
ようやく幼獣全員を巣内で寝かしつけてから、親が独りで右へ立ち去りました。
餌を探しに出かけたのでしょう。(探餌徘徊)
※ タヌキ幼獣の鳴き声が聞き取れるように、動画の編集時に音声の一部を正規化して音量を強制的に上げています。
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