平地の雑木林の昼なお薄暗い林床に見慣れない花が咲いていました。
ミョウガを連想させるような薄いピンク色の花が、直立した茎の上部にびっしりと並んで咲いています。
Google画像検索してみたら、一発でサイハイランと判明しました。
近縁種のモイワランも検討しましたが、花の色が薄くて葉があるのでサイハイランのようです。
多くのラン科植物で知られているように、サイハイランは部分的菌従属栄養植物(潜在的な腐生植物)なのだとか。
葉が黄変しているのは、日照不足で枯れそうなのか、それともスプリング・エフェメラルなのかな?
図鑑によれば、サイハイランの葉は常緑らしい。
現場では気づかなかったのですが、撮れた写真を確認すると、サイハイランに小さなハエが訪花していました。
送粉者をじっくり調べるのが来季の宿題です。
現場の二次林はニホンアナグマの営巣地で、他の野生動物も多く暮らしています。
この森がもし伐採されそうになったら微力ながら保護活動したいのですが、希少種の生き物がいるという事実が必要です。
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