2023年6月上旬・午後15:45頃・晴れ
民家の庭に植栽されたカキノキに黄白色の花が咲きました。
柿の木なんて田舎ではあちこちにありふれているのに、恥ずかしながらこれまで私は柿がいつどんな花を咲かせるのか意識したことがありませんでした。
虫媒花ならもっと目立つ香りの良い花に進化しても良さそうなものなのに、こんな地味な花なのだと初めて知りました。
カキノキの下で花見をする酔狂な人は居ません。
雌雄同株で雄花と雌花が別々に咲くらしい。
カキノキにニホンミツバチ(Apis cerana japonica)のワーカー♀が何匹も飛び回って訪花していました。
ニホンミツバチ♀が正当訪花を繰り返しているのは萼が大きい雌花で、雌しべ1個と退化した雄しべが8個あるらしい。
【参考サイト】カキノキ(柿木)@松江の花図鑑
秋に熟した果実を収穫したり食べたりするときに、いわゆる「ヘタ」と呼ばれる部分が雌花の萼です。
葯の無い雌花からは集粉できませんから、ニホンミツバチ♀は花蜜を吸うだけです。
したがって、後脚の花粉籠が空荷なのも当然です。
カキノキの花は真下に向かって開くので、枝の下に潜り込んで花を見上げて撮影する必要があり、逆光になってしまいました。
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