2023/10/02

散歩に来た飼いイヌから一斉に離れて危険を回避するコハクチョウの採食群【冬の野鳥:4K動画】

 

2023年3月下旬・午後16:30頃・晴れ 

夕方の雪解け田んぼで集団採食するコハクチョウCygnus columbianus bewickii)を動画撮影していたら、 群れが一斉に雪田を歩いて右に移動し始めました。 
畦道を乗り越えて隣の雪田に移動する個体もいます。 

初め私は大移動の理由が分からなかったのですが、飼い犬(秋田犬? 柴犬?)を散歩に連れてきた中年男性♂が奥の農道を左から歩いて来ました。 (@1:13〜)
ヒトとイエイヌCanis lupus familiaris)に対する警戒・回避行動だと、ようやく合点がいきました。 
リードに繋がれている犬は白鳥に襲いかかる心配はないと知っているのか、コハクチョウの採食群は一斉に飛んで逃げることはありませんでした。 
その場で伸び上がりながら羽ばたいている個体は、いつでも飛び立てるように準備しているのかな?(それとも虚勢を張る誇示行動?)
コハクチョウがイヌに対して意外に図太いというよりも、採食している手前の雪田エリアと飼い犬が散歩する奥の農道は、映像で見る遠近感よりも実際はだいぶ離れているようです。 

もしリードに繋がれていないイエイヌや野生のホンドギツネが近づいてきたら、コハクチョウの警戒・回避行動はどう変化するのか、興味があります。 


2023/10/01

早春の雪山を夜中に駆け抜ける冬毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2023年3月下旬・午前4:30頃・気温5℃ 

雪山で見つけたカモシカの溜め糞場を自動センサーカメラで見張っていると、ノウサギが写りました。


シーン1:3/22・午後12:42・気温19℃ 
明るい日中にたまたま撮れた現場の様子です。 
スギ大木の根元付近に落葉落枝と混じってカモシカの溜め糞が残雪上に散乱しています。 


シーン2:3/23・午前4:31・気温5℃(@0:05〜) 
未明にニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)が残雪の山腹斜面をトラバースするように左から右へ一目散に駆けて行きます。 
気温が氷点下まで下がっていないので雪面は凍っていないはずですが、ノウサギは体重が軽いせいか雪面に足がもぐりません。 
季節は早春でもノウサギの毛色は未だ真っ白な冬毛でした。 
スギ大木の背後を通って、雪崩谷の方へ向かっています。 




短い疾走シーンを1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:16〜) 
左右の足を揃えて軽快にピョンピョン跳んでいます。
繁殖期の求愛行動などがトレイルカメラに記録されると嬉しいのですが、期待できるかな?



早春の河川敷を駆け回り虫を次々に捕食するツグミ(冬の野鳥)

 

2023年3月下旬・午後15:40頃・晴れ 

根雪が完全に溶けて枯れ草に覆われた河川敷でツグミTurdus eunomus)が採食していました。 
緑の若草があちこちに生えかけています。 

冬鳥のツグミはしばらく立ち止まって辺りをキョロキョロ見回してから急に走り出し、あちこちの地面を啄んでいます。 
前傾姿勢になって小走りの移動を断続的に繰り返すことから、明らかに種子食の行動ではありません。 
おそらく越冬明けの昆虫や徘徊性クモ類が動き回るのを見つけて捕食しているのでしょう。 
今回のツグミは落ち葉めくりの探餌行動を一度もやりませんでした。 




ニセアカシアの河畔林の方へどんどん遠ざかります。

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