2023/06/27

山中の水路に沿って縄張りを張りパトロールするオニヤンマ♂

 

2022年8月上旬・午後15:00頃・晴れ 

湧き水が流れ出る山中の泉が、渓流の源流となっています。 
山道を横切る細い水路の上をオニヤンマ♂(Anotogaster sieboldii)が低くホバリング(停空飛行)しながらゆっくりパトロールしていました。 
この水路に沿って縄張りを張り、産卵に来る♀を待ち伏せしているのでしょう。 
水場(池)へ行くかと思いきや、逆に細い沢が流れ下る斜面の方へ飛び去ってしまい、見失いました。 



2023/06/26

晩秋のスギ林で出くわしたニホンカモシカとにらめっこ

 

2022年11月中旬・午後13:05頃・晴れ 

晩秋の里山でスギ植林地を通る平坦な林道を私が歩いていたら、前方に佇んでいるニホンカモシカ(Capricornis crispus)を発見。 
カモシカも私の存在に気づいているようで、スギの大木を背にして正面からこちらを見据えています。 
顔にズームインしてみても、耳介や角に個体識別できそうな特徴は見当たりませんでした。 

起動したままのカメラをぶらぶらさせながら山道を歩いていた私が悪いのですが、急に立ち止まって動画を撮り始めると、カメラ内蔵の手ブレ補正機能の副作用で上下に不自然に揺れてしまいます。 
動画を撮りながらこの振動を止めようとすればするほど悪化するのが腹立たしく、カメラを再起動するしかありません。
しかし、カモシカに逃げられそうなので我慢して撮影を続けます。 
長撮りすると次第に揺れが減衰します。
 (動画編集時に更に手ブレ補正のデジタル処理を施しています。) 

カモシカは片耳ずつ独立に動かすことができます。 
両耳を後ろに向けたので、背後の物音を警戒しているようです。 
ときどき口をモグモグと横に動かすのは、立ったまま反芻しているのでしょう。 
やがて落ち着きが無くなり、左右を見たり背後を振り返ったりしています。 
ときどき舌をペロッと出し入れしています。 

カモシカが急に少し前進しながら、後脚を伸ばしました。 
排尿姿勢なのかと思いきや、ただのストレッチ運動だったようです。 
(オシッコをしてくれれば、その体勢でカモシカの性別が分かったはずなのに、残念でした。) 

手前にある枯れたスギ倒木の陰に少し身を隠し、身震いしました。 
風上に立っていた私の匂いを嗅ぎつけたニホンカモシカが、遂にフシュ♪と鼻息を荒らげて私を威嚇し始めました。 
それでも私が動かざること山の如しなので、諦めたカモシカはゆっくりと左へ歩き始めました。 
この個体を真横から見ても外性器は毛に隠れて分かりませんでした。 (性別不明)
今回は体の左半身しか見えず、右肩に黒点の有無も確認できませんでした。 
スギ枝葉の陰で一旦立ち止まり、隙間からこちらの様子を窺っています。

カモシカを杉林内で見失ったので、急いで少し近づいてから続きを撮ります。 
スギ林の緩斜面を谷側へ歩いていたカモシカが途中から駆け足になり、藪の奥に逃げて行きました。 
最後は鼻息威嚇を発しませんでした。 

この辺りを縄張りとしているということは、おそらく現場付近(スギ林道の溜め糞場s)に長期設置したトレイルカメラに頻繁に写る個体と思われます。


【追記】
山中でカモシカと遭遇したとき、私はいつもその場で立ち止まって動かずに撮影し続けます。
こちらに来たいカモシカも私に山道からどいて欲しいと思って(苛々しながら)待っているはずです。
いつもカモシカの方が根負けして移動回避してくれます。
もしも私が横にずれて道を譲ったら、山道でカモシカと平和にすれ違うことができるでしょうか?

砂利にオシッコをかけて吸い戻しをするキバネセセリ♂

 

2022年7月中旬・午前10:45頃・晴れ(雨上がり) 

里山のスギ植林地から伐採した木を運び出す準備のために、林道に敷かれた砂利が最近になってローラー車で締め固められました。 
雨上がりの砂利道でキバネセセリ♂(Bibasis aqulina chrysaeglia)が低く飛び回り、忙しなく離着陸を繰り返しています。 
どうやら、あちこちで砂利を味見しているようです。 
私が近づくと飛んで逃げるものの、すぐにまた路上に舞い降りて吸水再開。 

ようやく気に入った味のする小石を見つけたようで、延々と舐め始めました。 
黒くて丸い小石の表面に薄っすらと泥が付着しています。 
その上に乗って口吻を伸ばし、表面を舐めています。 
ときどき腹部を前屈して、透明な液体を足元にかけました。 
これはキバネセセリに特有の「吸い戻し」行動です。 
自分の尿で泥を溶かしながら、ミネラル成分(塩分)を摂取しているのです。 

関連記事(1、8、15年前の撮影)▶  

次の砂利へと飛び立つ前に準備運動として、しっかり閉じていた翅を小刻みに震わせました。

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