2021年12月上旬・午前5:30・小雨(日の出時刻は午前6:42)
河畔林の溜め糞をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で監視していると、小雨がポツポツと降る明け方にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が単独で登場しました。
タヌキの毛皮が雨でぐっしょり濡れています。
ニセアカシアの樹の下で排便しながらふと見上げると、カメラの存在に気付いたようです。
最後は画面の左下に立ち去りました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
(ミドリヒョウモンの)交尾飛翔は←♂+♀、←♀+♂の両型。(p214より引用)この表記に従うと、今回の事例では♀が飛翔し、♂は交尾したまま♀に連行され飛翔しなかったので、←♀+♂となります。
関連記事(1、7年前の撮影)▶
・交尾中に連結飛翔するミドリヒョウモン♀♂
・交尾中のミドリヒョウモン♀♂:←♂+♀タイプの連結飛翔
これでミドリヒョウモン両タイプの交尾飛翔(←♂+♀、←♀+♂)2タイプの実例を動画で記録することが出来ました。
交尾中に危険に気づいた方が先に飛び立ち、そのまま主導権を握り、パートナーを連れて飛び去るのでしょう。
チョウの種類によっては交尾飛翔の主導権を握る性が決まっているのだそうです。(逆の例は見られない)
Donzel (1837) は「交尾中の飛翔形式は一つの属のすべての種類について一定しており、従って属の限界を決定する重要な特徴となり得る」と強調しており、後世これはDonzel説と言われている。
日本では、1948年、白水隆が詳しい総説を発表したことがあるが、その後観察例が多く追加されたが、まだ交尾飛翔例がまったく観察されていない属も少なくない。(同書p89より引用)
近年出版されたチョウ関連の書籍でこのトピックが扱われている本を知らないのですが、この説は廃れてしまったのですかね?
前回の記事(@10月下旬):▶ 山中の水場に夜な夜な飛来するコウモリ(その3:飲水)【トレイルカメラ:暗視映像】