2021/08/18

池の岸から一斉に逃げるヤマアカガエル幼生の群れとトノサマガエル

 

2021年6月上旬・午後16:25頃・くもり 

里山の斜面にある池Hの浅い岸辺にヤマアカガエルRana ornativentris)の幼生(オタマジャクシ)が群がっています。 
オタマジャクシを捕食しようと池には野生動物や野鳥が集まってくるはずですが、私は未だ見たことがありません。 
(いつか無人の監視カメラを仕掛けてみたいものです。) 

私が池の岸に沿って歩くとオタマジャクシは岸辺から一斉に泳ぎ去り、池の深みに避難します。 
池畔の草むらにはトノサマガエルPelophylax nigromaculatus)の成体も潜んでいました。 
私が近づくと2匹のトノサマガエルが慌てて陸地から池に飛び込んで逃げました。 
1/5倍速のスローモーションでまずはご覧ください。(@0:31〜) 
その後に等倍速でリプレイ。 
左の個体は池に飛び込んで一気に潜水しました。 
右の個体は池に飛び込んだ直後にフェイントをかけるように右に急旋回し、岸に一旦戻りました。 
その後に再び方向転換して池の底に潜って逃げました。 
トノサマガエルの鋭い反射神経と多彩な逃避行動に驚きました。 
直線的に逃げるだけだと捕食者に軌道を予測されたらお終いですから、色々と裏技を編み出しているようです。

※ 「古池や蛙飛び込む水の音」が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。



 

2021/08/17

サラサウツギの花蜜を吸いに来たセイヨウミツバチ♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年6月上旬・午前後15:30および18:15頃・晴れ 

民家の裏庭に植栽されたサラサウツギ(=ヤエウツギ)セイヨウミツバチApis mellifera)のワーカー♀が訪花していました。 
八重咲きの花には雄しべが無いので集粉できませんから、吸蜜するだけです。 
したがって、どの個体も後脚の花粉籠は空荷でした。 

同じ日の夕方に現場を再訪し、花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:18〜) 
夕日を浴びて飛び回るミツバチのエモい映像が撮れました。

ツチガエルが捕食せず無視するアリとは?

 

2021年6月上旬・午後16:45頃・くもり 

里山で池Lの横の崖で獲物を待ち伏せしているツチガエルGlandirana rugosa)の観察を続けると、微小なクロアリ(種名不詳)と頻繁に遭遇していました。 
ところが不思議なことに、このツチガエル個体は一度もアリを捕食しようとしませんでした。 
私は過去に別のフィールドでアリを捕食するツチガエルを観察しているので、不思議に思いました。
関連記事(7年前の撮影)▶ アリを捕食するツチガエル
獲物の種類を選り好みしたり好き嫌いがあるのは個体差なのでしょうか?
このツチガエル個体は、このときたまたま満腹だった訳ではありません。 
別の種類の虫なら捕食したからです。
前回の記事:▶ ツチガエルの狩りは待ち伏せ型:虫の捕食
冒頭のシーンでは、近寄ってきたアリを嫌がって逃げたように見えます。 
後半のシーンでは、目の前をアリが通り過ぎても全く無反応で無視しています。 
今思うと、崖を徘徊していたアリの種類をしっかり調べるべきでしたね。 
このアリは微小でも特に強い蟻酸を出すとか噛み付く種類なのかな?
何か特殊な対捕食者戦略をもっているとしたら面白そうです。 
このツチガエル個体は最近アリを捕食しようとして反撃された苦い経験があるのかもしれません。 

観察例数をもっと増やさないと「ツチガエルはアリをよく食べる」と軽々しく言えないことが分かりました。


【追記】
西田隆義『天敵なんてこわくない―虫たちの生き残り戦略』を読むと、カエルの捕食メニューを調べる方法について書いてありました。
解剖して胃の中身を調べるのが普通のやり方だが、解剖するとカエルは死んでしまいかわいそうだ。そこで、「はき戻し法」 というのを使うことにした。カエルの口からピンセットを入れて胃の中身を抜き取るという方法だ。(p123より引用)
これなら素人でも頑張ればできそうです。
ただし、筆者が実験材料に使っているトノサマガエルよりもツチガエルは小さいので、難しいのかもしれません。


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