2021/05/04

タカサゴユリの花で採餌する謎のハナバチ♀【名前を教えて】

 

2020年9月上旬・午前10:30頃・晴れ

郊外の民家に面した道端の花壇に咲いた白百合で見慣れないハナバチ♀が訪花していました。 
正当訪花で採餌・集粉した後に身繕いしているのか、花筒の入口付近の花弁の内側に付着した花粉を舐めているようです。 
後脚の花粉籠は空荷でした。 
最後は軽く定位飛行してから飛び去ったので、しばらく待てば同一個体のハナバチがまた同じ白百合の花に戻ってきたかもしれません。 
映像でこのハナバチの名前が分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。
私はどうも園芸植物の名前を調べるのが億劫で、虫との関わりで動画ネタにしたときに重い腰を上げて図鑑で調べるぐらいです。 
この白百合はタカサゴユリ(高砂百合)ですかね? 
細い葉が特徴的です。 
タカサゴユリは花弁に紫褐色の筋が入るのが普通らしいのですが、その筋が入らない品種もあるそうです。 
強い日差しの下で白百合を撮ったら白飛びしてしまいました。 

花好きがお住まいの民家のようで、ブロック塀と側溝との間の狭い地帯を花壇としていて、他にはアジサイやイモカタバミなどの花が咲いていました。

2021/05/03

冬のねぐらに1羽ずつ帰るダイサギ(冬の野鳥)2020年末ラスト

 

2020年12月下旬・午後16:43〜17:07・(日の入り時刻は午後16:27)
前回の記事:▶ 雪が降った日にダイサギがいつもの冬塒に集まらなくなった謎(冬の野鳥)
前回から11日後、再び定点観察にやって来ました。 
ダイサギArdea alba) 集団塒のヒマラヤスギ樹上に積もっていた雪は溶けていて、白鷺と雪景色の組み合わせは撮れそうにありません。 
西の空が夕焼けに染まりました。  北東の空の低い位置に満月(月齢14.4)が見えました。 12月の月は「コールドムーン」と呼ばれるのだそうです。 

前回の反省として、塒から少し離れていても私が手持ちカメラを振り回すと、どうやらダイサギには猟銃で狙っているように見えて警戒させてしまうようです。 
今回は三脚を立ててカメラをねぐらに向けて固定しました。 
三脚の上からカメラごと冬迷彩のウィンドブレーカーを被せて少しでも偽装しました。 
除雪車が作った雪の山を背にしてカメラを設置したので、ダイサギの目からは見えにくくなったはずです。 
この現場ではどうしても本格的なブラインドを張れないので苦肉の策です。 
逆光のアングルになっても塒入りする白鷺のシルエットさえ撮れれば良いと割り切りました。 
おかげで今回は白鷺にほとんど警戒されずに塒入りの自然な行動を動画に記録することができました。 

動画の長撮りで監視すると、今回もダイサギは日が暮れて暗くなってから1羽ずつ塒に帰投しました。(@0:06, 3:00, 7:13, 10:06, 15:42, 24:04) 
最後の個体が飛来したのに私は暗くて気づかず、撮影を打ち切ってしまいました。 
飛んでくる方向もまちまちでした。 
この個体群は就塒前集合も形成しませんし、日中は各自が単独行動した後で夜になると集団塒に集まって来るのです。 
以前よりも集団塒に集まる個体数がめっきり少なくなっています。(今季は最大で13羽でした) 
ヒマラヤスギの枝に一旦着陸した後も、別の枝に再び飛んで移動することもあります。(@6:41, 8:39, 9:15) 
仲間の近くに集まる方が安心なのでしょう。 
塒入りが上手い個体(経験豊かな年長の個体?)は一発でお気に入りの枝に着陸しています。 
ヒマラヤスギの樹上に落ち着いた個体にズームインすると、欠伸をしてから羽繕いを始めました。(@9:25)

今回は塒の上空で旋回したり、ためらって偵察飛行したりしませんでした。 
塒入りに慣れたのかもしれませんが、やはり以前は撮影する私の存在を警戒していたような気がしてきました。(申し訳ない!)

画面に見えている常緑の針葉樹林の樹種は左から右へ、ヒマラヤスギ→ヒマラヤスギ→モミ→モミ→ヒノキ→ヒマラヤスギ→ヒノキです。 
同じ常緑高木でもヒマラヤスギの隣に並んで聳え立っているモミやヒノキには塒入りしないのがいつも不思議です。 


塒入りした白鷺と雪景色の組み合わせをどうしても撮りたくて、年が明けてからも不定期で観察に通いました。
ところが、この日を最後にダイサギをこの冬塒で全く見かけなくなりました。 
去年も冬の途中で塒に来なくなったのですが、サギの群れが1か所に集まるのを嫌った何者かによって集団塒から追い払われたのではないかと当時の私は被害妄想のように懸念していました。 
あるいは私の撮影行為がダイサギを警戒させて集団塒に近寄らなくなったのではないか?と自責したりもしました。 
しかし今年も同じ現象が繰り返された(塒に集まる個体数が次第に減り、居なくなった)ので、私も考えが変わってきました。 
まず、ダイサギを塒から追い払うヒトは居ないようです。 
そもそも樹上に毎晩集まるダイサギの群れに興味(あるいは敵意)を持っているヒトは私の他に居なさそうで一安心。 
それほど大群ではないので、塒となった林が枯死するほどの糞害をもたらしていはいません。 
カラスやムクドリの集団塒が住宅地の近くで形成されるとやかましい鳴き声が問題になりますが、ダイサギは塒で過密にならなければ鳴くことはありません。 
黒いカラスとは違って純白の白鷺に悪感情を抱くヒトは少ないでしょう。 

次に気づいたのは、ダイサギの暮らしには安全な塒だけなく昼間に採食する餌場の方が重要だという当たり前のことです。 
昼間の餌場で厳冬期に獲物が取れなくなったり食べ尽くしたりすると、ダイサギは餌を求めて少しずつ暖地に移動(南下)していくのではないかと予想しています。 
積雪量が多かったこの冬は特に、獲物が乏しくなったと思われます。 
したがって、当地のダイサギは冬の間ずっと同じ集団塒で夜を過ごすのではなく、自発的に(臨機応変に)塒の位置を変更するのでしょう。 
つまり、この塒から通勤できる範囲でダイサギの群れを養えるだけの餌資源が枯渇した結果、居なくなったのだろうと推察しています。 
ダイサギにGPSを装着できたら行方を長期間追跡できて面白いのになーと夢想します。 

 
↑【おまけの動画】 
同じ素材で10倍速に加工した早回し映像をブログ限定で公開します。 
お急ぎの方はこちらをご覧ください。

ニホンザルの群れがリンゴ園で熟柿の拾い食いと追いかけっこ

 

2020年12月上旬・午後12:00頃・くもり 

山麓のリンゴ園および隣接する墓地で活動する野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れを観察していると、新たな採食メニューが判明しました。 
何かオレンジ色の果実を見つける度に拾い食いしています。 
丸ごとの完全な形状の果実ではないので、その正体を見分けるのが難しいのですが、おそらくカキノキの完熟した果実だろうと思います。 
どうしてリンゴ園周辺の地面に柿の落果が散乱しているのか分かりません。 
おそらくこの近くにカキノキが植えてあって、さまざまな野生動物や野鳥が熟した果実を散々食べ散らかした結果、広範囲に落果が散らばっているのでしょう。 

初めはオレンジ色の餌の正体が分からず、墓地にお供え物として置かれた(あるいは生ゴミとして畑に捨てられた)ミカンの果実なのかと思いました。 
猿がかぶりついて果肉だけを食べた後で口から果皮をドロリと吐き出す様子を見ると、ミカンではなく熟柿でしょう。 

私が特に理解に苦しむのは、墓地の横で桜の木の苔むした幹から若いニホンザルが摘み上げたオレンジ色の果実?の存在です。(@1:00) 
誰かが予め熟柿を隠しておいた(貯食)のかな? 
しかし柿の実は熟し切ると腐敗が始まり長期保存できませんから、貯食には向いていません。 
若い個体の前にここを通りかかった経産♀は、このオレンジ色の餌の存在に全く気づいた素振りを示しませんでした。(@0:00〜0:53) 
もしかすると果実ではなくて、鮮やかな橙色をしたヒイロチャワンタケかもしれない…と頭によぎりました。 
しかし、ヒイロチャワンタケは樹上ではなく地面(裸地)に生えるキノコです。 
ヒイロチャワンタケは一応ヒトが食べても大丈夫なキノコ(可食)らしいので、ニホンザルが採食しても不思議ではありません。 
決定的な証拠映像が撮れるまでは保留にしておきます。 

現場検証して柿の木の有無を確かめたいところですが、リンゴ園や墓地の敷地に部外者が勝手に入る訳にもいかないので、推測するしかありません。 

リンゴ園に侵入したニホンザルの群れは多数の個体が自由に探餌徘徊していて、群れの遊動のような方向性はありません。 
リンゴ園ではニホンザルの追いかけっこが頻発しています。 
子ザル同士の遊び(鬼ごっこ)なのか発情期に特有の小競り合いなのか私にはよく分かりませんが、素人目には前者のような気がします。 
リンゴ園の一角は露地栽培ではなくビニールハウスになっていました。 
収穫後のこの時期は、果樹全体を覆うビニールハウスの骨組(アルミ製パイプ)だけが残っています。 
リンゴ園を走り回っていた1頭のニホンザルが資材置き場に落ちていた熟柿をすばやく拾って持ち去りました。(@2:34〜) 
熟柿を口に咥えたまま、ビニールハウスの骨組みにするすると登りました。 
櫓に座って食餌していると、下から別個体の♀が登って来ました。 
餌を横取りされないように、慌ててアルミパイプを伝って逃げて行きました。 
ただし、追いかけっこの当初の理由は、熟柿の争奪戦ではありません。 

走ってきた個体がリンゴ園の地面に落ちていた熟柿を見つけて拾い食いしました。(@3:10〜) 
別個体が近寄ってくると、餌を奪われないように逃走。 

 一方、画面の奥では子ザルが木の枝からぶら下がったり飛び降りたり登ったりして遊んでいます。 
登場するニホンザルの数が多過ぎて、どの個体を撮るべきか目移りしてしまいました。

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