2026/01/12

キツリフネの花粉を舐めるホソヒラタアブ♂のホバリング【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2024年10月上旬・午後13:05頃・くもり 

山麓の道端に咲いたキツリフネの大群落でホソヒラタアブ♂(Episyrphus balteatus)が訪花していました。 
左右の複眼が中央で接しているので、性別は♂のようです。 
前年と同じく、花の手前で長々とホバリング(停空飛翔)しています。 
ようやく花弁に着地すると、開口部の入口で雄しべの花粉を舐め始めました。 

ホソヒラタアブ♂のホバリング訪花を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:17〜) 
キツリフネの花の手前で長々と停飛しています。 

手前に大きく広がっている花弁に着地すると、羽ばたきを止めて開口部まで歩いて前進します。 
口吻を伸縮させて、雄しべの葯から花粉を舐め取ります。 
食餌を終えるとキツリフネの花から飛び立ち、ホバリングであちこち偵察してから、次の花へ飛び去りました。


【考察】
キツリフネの花の手前でホソヒラタアブが長々とホバリングするのはなぜでしょう?
カロリー消費の激しいホバリング(停空飛翔)を続けるからには、何か理由があるはずです。
キツリフネの黄色い花弁には赤い斑点が散りばめられていて、訪花昆虫に開口部を教えています。 
その蜜標をしっかり見定めてから着陸するのかな? 
クモなどの捕食者が花に潜んでいないか、安全を確認しているのかもしれません。

ツリフネソウの仲間は送粉者(スズメガ類や長舌種のマルハナバチ)だけに報酬の花蜜を提供できるように、蜜腺は螺旋状に湾曲したきょの先端に隠されています。 
ホソヒラタアブは体が小さいのでキツリフネの花筒の奥まで潜り込むことはできるはずですが、おそらく口吻が短すぎて蜜腺まで届かないのでしょう。 
つまり、ホソヒラタアブがキツリフネに訪花するのは花粉が目当てであり、花蜜は初めから諦めているようです。 

前年はホソヒラタアブがキツリフネの花で吸蜜するかどうか見届けられなかったので、1年越しの宿題が解決してスッキリしました。

関連記事(同地で1年前の撮影)▶ キツリフネの花の横でホバリングするホソヒラタアブ 



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