2026/01/11

山中の湿地帯で下草を一緒に採食するニホンカモシカの母子【トレイルカメラ】

 



2024年10月中旬・午後12:35頃・晴れ 

ニホンカモシカCapricornis crispus)の幼獣が左手前から山中の水場に戻って来ました。 
深い泥濘を渡る際に、前足で泥水を軽く掻く動作をしました。 
カモシカ幼獣に特有の泥遊びの名残だと思うのですが、水溜りの深さを調べている可能性もありますかね? 
そのまま水溜まりSも横切って対岸へ向かいます。 

対岸で湿地帯に生えた下草を食べ始めました。 
そこへ左から別個体の成獣がやって来て、幼獣に合流しました。 
母親♀のはずですが、成獣の腹面に乳首や乳房が見えません。
母親♀が水際に生えた茶色いキノコ(種名不詳の子実体)の匂いを嗅いだものの、食べませんでした。
母子が仲良く並んで下草を採食しています。 
トレイルカメラから少し遠くて、カモシカが食べた植物の種類を見分けられないのが残念です。 


【考察】
動物学や生態学の教科書では、ニホンカモシカの食性はブラウザーに分類され、主に広葉樹の葉を食べることになっています。 
実際には、木本植物だけでなく、広葉の草本植物もカモシカはよく食べるのですが、グレイザーのシカと違ってイネ科などのグラミノイドは避けるらしい。 


シカとカモシカで食性の違い(ニッチの棲み分け)が面白いテーマとなるのですけど、当地(東北地方日本海側の多雪地帯)ではまだホンシュウジカの個体数が少なすぎて、実際に見比べることができていません。 

つづく→


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