2020/08/22

店舗外壁に開いた巣穴を物色するスズメ親鳥(野鳥)



2020年5月下旬・午後16:20頃

繁華街の大通りに面した某店舗の白っぽいトタン外壁に破れ目があります。
その穴にスズメが出入りしているのを数年前からときどき見かけて、気になっていました。
この日たまたま通りかかると、1羽のスズメ(Passer montanus)成鳥が穴の縁に足を掛けて、キツツキのように垂直の外壁に止まっていました。
巣材となるイネ科枯草の長い茎が穴の外に1本突き出しています。

巣口に親鳥が居るのに雛が餌乞いする鳴き声が巣内から全く聞こえないので、雛が巣立った後なのでしょうか。
おそらくスズメの親鳥が今季2回目の繁殖のため、新しい営巣地を探索中(中古の物件を内検)かな?と想像しました。
嘴の動きは鳴いているように見えますが、横の大通りを走る車の騒音でかき消されてしまいます。
私にはスズメの性別を見分けられませんけど、♂が配偶者♀を呼び寄せているのかもしれません。


▼関連記事(1年前の撮影)
二回目の繁殖のため巣穴を物色するムクドリ【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

しばらくすると、意外にもスズメは穴の中には入らずに飛び去ってしまいました。
飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。

別の解釈としては、カメラを構えた私が巣口をじっと見上げていたので、巣材を搬入中の親鳥が警戒し、入巣を諦めた(延期した)のかもしれません。
巣の位置をヒトに知られたくないのは、どの野鳥でも同じです。
それでもスズメは卵や雛を天敵のカラスに襲われないように、わざわざ人通りの多い場所に好んで営巣します。
(ヒトに巣を守ってもらいたい。)
親鳥を警戒させないように、大通りを挟んで反対側から望遠で撮りたいところですが、歩道に並ぶ街路樹の枝葉で巣口の穴が目隠しされてしまいます。

▼関連記事(同日に撮影)
巣材の枯草を集め軒下の穴に搬入するスズメ(野鳥)【HD動画&ハイスピード動画】




2020/08/21

ノイバラの葉上で身繕いするキスジトラカミキリ



2020年6月上旬・午前11:10頃・晴れ

平地の農道沿いに咲いたノイバラの群落で初見のカミキリムシが葉上で身繕いしていました。
左の中脚と後脚を擦り合わせています。

マクロモードのカメラをそっと近づけても逃げません。
風揺れに耐えかねた私がノイバラの棘だらけの茎を左手で掴みながら動画を撮ろうとしたら、異変(殺気)を感じたキスジトラカミキリは急に花から落下して、どこに行ったか見失ってしまいました。
身の危険を感じて、擬死落下で緊急避難したのかもしれません。

いかにも蜂にベイツ型擬態したカミキリムシで、モデルは例えばコアシナガバチ(Polistes snelleni)ではないでしょうか。
図鑑で名前を調べてみると、キスジトラカミキリ(Cyrtoclytus caproides caproides)と判明。

ちなみに本種の正式な学名はCyrtoclytus caproides caproides (Bates, 1873)で、最後の括弧内は命名者および命名年を表します。
ベイツ型擬態で有名なHenry Walter Bates(1825年〜1892年)が直々に発見して命名したのですかね?
だとしたら、胸熱です。
1873年はベイツが油の乗った活動時期に当たります。

ところで、この個体の性別は♀♂どちらでしょう?
触角の長さで♂>♀のはずですが、森林総合研究所の「日本産カミキリムシ画像データベース」サイトに登録された標本写真を見比べると、どうも本種は触角の長さに性差は小さいようです。




ラジオ送信局のアンテナ天辺で見張り、縄張りを守るハシボソガラス(野鳥)



2020年3月上旬・午後16:00頃

モミ樹冠に営巣を始めたハシボソガラス(Corvus corone)番(つがい)の1羽が、近くに聳え立つラジオ送信所の巨大なアンテナの天辺に止まっていました。
この専用アンテナは特殊な構造をしていて、地上数十mの高さまで垂直に伸びた支柱の天辺に同心円状の枠組みが、広げた傘の骨組のように取り付けられています。
ここに止まると見晴らしが良い(営巣木よりも高い)ので、この辺りを縄張りとするハシボソガラス夫婦にとって格好の見張り台になっています。
下界を見下ろし、お辞儀しながらガーガー♪と鳴いていました。
アンテナの上をトコトコと歩き回ることもありました。

♀♂番(つがい)以外のカラスが領空侵犯すると直ちにアンテナから飛び立ち、追い払ってしまいます。
縄張りを守ったハシボソガラスは、再び見張り台の送信アンテナに戻ります。

縄張りに侵入したカラスとときどき空中戦を繰り広げていたのですが、その様子は上手く撮影できませんでした。
周囲に住宅や電柱、樹木などの障害物が多過ぎて、見通しが悪いのです。

※ ストーリーを分かりやすくお伝えするために、撮影した順番から入れ替えています。
遠い高所で鳴いているカラスの声を聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して強制的に音量を上げました。


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