2020年5月下旬・午後16:20頃
繁華街の大通りに面した某店舗の白っぽいトタン外壁に破れ目があります。
その穴にスズメが出入りしているのを数年前からときどき見かけて、気になっていました。
この日たまたま通りかかると、1羽のスズメ(Passer montanus)成鳥が穴の縁に足を掛けて、キツツキのように垂直の外壁に止まっていました。
巣材となるイネ科枯草の長い茎が穴の外に1本突き出しています。
巣口に親鳥が居るのに雛が餌乞いする鳴き声が巣内から全く聞こえないので、雛が巣立った後なのでしょうか。
おそらくスズメの親鳥が今季2回目の繁殖のため、新しい営巣地を探索中(中古の物件を内検)かな?と想像しました。
嘴の動きは鳴いているように見えますが、横の大通りを走る車の騒音でかき消されてしまいます。
私にはスズメの性別を見分けられませんけど、♂が配偶者♀を呼び寄せているのかもしれません。
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しばらくすると、意外にもスズメは穴の中には入らずに飛び去ってしまいました。
飛び去る瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
別の解釈としては、カメラを構えた私が巣口をじっと見上げていたので、巣材を搬入中の親鳥が警戒し、入巣を諦めた(延期した)のかもしれません。
巣の位置をヒトに知られたくないのは、どの野鳥でも同じです。
それでもスズメは卵や雛を天敵のカラスに襲われないように、わざわざ人通りの多い場所に好んで営巣します。
(ヒトに巣を守ってもらいたい。)
親鳥を警戒させないように、大通りを挟んで反対側から望遠で撮りたいところですが、歩道に並ぶ街路樹の枝葉で巣口の穴が目隠しされてしまいます。
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