2019年10月下旬・午後12:15頃
川沿いの土手に生えたスイバの群落でクロスズメバチ♂(Vespula flaviceps)が忙しなく飛び回っていました。
花はもう咲いていないので、吸蜜目当てではありません。
スイバの葉に一瞬だけ止まったものの、すぐに飛び立ちました。
もしワーカー♀ならば、芋虫を探す探餌飛翔となります。
しかし触角が長いので、雄蜂♂が交尾相手の新女王を探索しているのでしょう。
1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
| ♂左、♀右 |
▼前回の記事
寄主ヤマグワに飛来したキボシカミキリ♂の探雌行動
成虫は5月ごろから出現し,イチジク,クワ類の葉を食し,また,これらの木の樹皮をかじって傷をつけ,その中に産卵管をさし入れて1個ずつ卵を産みつける。
キボシカミキリ♀は、樹皮に顎で穴を開け(産卵加工)、この穴に1卵ずつ丁寧に卵を産んでいく。 (『カミキリムシの生態』第5章p175より引用)
寄主植物にはカミキリムシ幼虫を体内に住まわせるメリットは何もないから、カミキリムシ側の一方的な侵略に対して寄主植物側は有害な樹液を滲出させるなど何らかのディフェンスを行う。このディフェンスから卵を保護する手段の一つが産卵加工だ。 (同書・第3章p101より引用)
カミキリムシでは、♂が父性を確保するために、交尾後も長時間♀から離れず、産卵中もマウントを続ける、いわゆるpair-bondingを行う。(同書・第7章p259より引用)